ピアニスト、
アリス=紗良・オット(Alice Sara Ott)が、アイルランドの作曲家
ジョン・フィールドのノクターンを全曲録音したアルバム『フィールド:ノクターン全集』を2025年2月7日(金)に発表します。11月29日より先行シングル「ノクターン 第9番 ホ短調」の配信がスタート。同曲のミュージック・ビデオも公開されています。
今作は、
ショパンの作品で広く知られる作曲形式「ノクターン」(夜想曲)を19世紀にはじめて作曲したといわれる作曲家、ジョン・フィールドの18のノクターンを全曲録音したアルバム。フィールドは1782年にアイルランドに生まれ、
ベートーヴェンと同じ時代を生き、演奏家、教師、作曲家として大きな成功を収めましたが、1837年に亡くなった後、その名声は次第に薄れていき、彼が残した数多くの音楽的遺産はピアノのスタンダード・レパートリーから消え去っていきました。しかし、フィールドが創造した叙情的な「ノクターン」は、次の世代のロマン派の作曲家たちに大きな影響を与え、そのうちの一人であるショパンは、このジャンルをさらなる高みへと引き上げました。
フィールドの音楽に最近出会い、今回の録音に挑んだというオットは、新作について「フィールドのノクターンに取り組むことは、とても実りある経験でした。私はその美しさと優美さに深く影響を受け、この録音の準備をしている間、私の人生を豊かにしてくれました。このアルバムを録音することで、この歴史的に重要な作曲家の物語を共有し、リスナーが“ノクターン”の起源を知るきっかけになってくれることを願っています」とコメントしています。
今作はデジタル配信のほか、国内盤CD含むフィジカル商品のリリースも予定されており、国内盤CDの詳細は後日発表されます。