“美人すぎるピアニスト”として最近話題を集めているのが、日本人とドイツ人の両親の間に生まれた
アリス=紗良・オット(Alice Sara Ott/以下アリス)。ミュンヘンに生まれ育ち、4歳からピアノをはじめ、5歳で最初のコンクールで優勝したという経歴を持つ21歳です。
アリスは19歳で超一流の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンと専属契約し、今までに3枚のCDをリリースしています。3枚の中でもとりわけ注目のアルバムが
『ショパン:ワルツ全集』。今年は
ショパン生誕200年記念で、ショパンのアルバムを大勢のアーティストがリリースしていますが、今一番売れているショパン・アルバムが当盤だということが判明しました(Soundscan 2010/2/28付)。
そんなアリスを勝利の女神と目をつけたのが、ショパン生誕200年記念キャンペーン中のタワーレコード。「ショパン・イヤーをもっともっと盛り上げよう!」との願いでアリスに“ショパン・イヤー応援隊長”を依頼し、3月4日、任命式が行なわれました。
この日、タワーレコード渋谷店でミニ・ライヴを行なったアリスは、ライヴの開始時にファン150人の前で“ショパン・イヤー応援隊長”に任命。ちょっと照れ笑いした様子のアリスでしたが、「ショパン・イヤー応援隊長として1曲」と頼まれると、華麗なテクニックで、ショパンの美しいワルツなど3曲を披露し、会場に集まったファンをうっとりさせました。
任命式にはショパンの祖国であるポーランド大使館文化部のカルシ氏も駆けつけ「アリスさん、頑張ってください」と激励の言葉をかけました。
さみしがり屋で異邦人のショパンを“草食系男子”の草分けとすると、自分の性格は? と問われると「石頭でじゃじゃ馬娘(死語!)の私は肉食系女子ですかね〜?」とおどけ、会場を和ませたアリス。
笑うとサイコーにキュートな笑顔、モデル級のスラリとした身体、流暢な日本語。“ショパン・イヤー応援隊長”アリスは、超絶テクニックのほかにもたくさんの武器をもっている心強い隊長になりそうです!
なお、アリスは今年夏にも日本での公演が予定されており、早くもチケット争奪戦が予想されています。
笑顔の“ショパン・イヤー応援隊長”アリス。任命状を持って。