英リーズ出身の3人組アート・ロック・バンド、alt-Jが2022年2月11日（金・祝）に発表するニュー・アルバム『The Dream』から、新曲「Get Better」を公開しました。「Get Better」はアルバム『The Dream』の中心的な曲で、バンドがこれまで発表してきた中でもっとも感情的に響く曲のひとつ。メンバーのガス・アンガー・ハミルトンは、フロントマンのジョー・ニューマンが書いたこの曲のデモを聴いたとき「ちょっと涙ぐんだだけでなく、泣き崩れてしまいました。大、大、大泣きです。今年いちばん泣きました」と振り返っています。

　曲を書いたニューマンは「〈Get Better〉はふたつの曲が合体したものです。ひとつ目は、2018年に生理痛に悩むパートナーに向けて歌った即興曲です。彼女に向かって“Get better my Darcy, I know you can”と歌いました。彼女はそれを撮影していて、私はもっと書こうと思ってその瞬間を何度も見直しました。ふたつ目は、死別を経験した人に焦点を当てた、ロックダウン中に書いたものです。〈Get Better〉を書いているときは、感情が熱くなるのを感じました。パンデミックという状況が、私の言葉に重みを与えるように感じ、作詞家としての新たな責任感を感じました。描写された直接の出来事はフィクションですが、感情的には私が書いた中でもっとも正直な曲です」と語っています。

　また、バンドはニューマンが『The Dream』のほとんどを作曲し、「Get Better」のレコーディングでも使用したギターと同じモデルのLarrivee P-05を抽選でプレゼントすることを発表。このギターには、ニューマンの手書きで「Get Better」の歌詞が書かれています。この抽選の収益はすべて、女の子のための永続的な平等を実現し、すべての子どもたちの権利を守るために50ヵ国以上で活動している世界的な慈善団体「Plan International」に寄付されます。


Photo by Rosie Matheson