現在のアイルランド伝統音楽の最高峰、
アルタン(Altan)がニュー・アルバム『ザ・ワイドニング・ジャイル〜広がる螺旋』(VIVO-443 2,500円 + 税)を6月24日(水)に発表します。
地元であるアイルランドのドニゴールを拠点に活動してきたアルタンが、2012年の
『ポイズン・グレン』以来3年ぶりに発表するアルバムをレコーディングしたのは、なんとアメリカのナッシュビル。リード・ヴォーカリストでフィドル奏者でもあるマレード・ニ・ウィニーは、ナッシュビルでの録音について「アイリッシュ・ミュージックに対するアパラチアン・ミュージックの影響を探ることでアルタンというバンドの歴史を考察したもの」と語っています。またこのアルバムは「交友関係の記念碑的なもの」であり、録音には、
ティム・オブライエン、サム・ブッシュ、
ジェリー・ダグラス、
エディ・リーダーほか、ベテラン・ミュージシャンたちが大勢参加しています。またグループのメンバーにも変更があり、15年以上にわたってアコーディオンを担当していたダーモット・バーンが脱退。フィドルのキーラン・トゥーリッシュの従弟であり、前作『ポイズン・グレン』に収録する「An Ghealog」の作曲者でもあるマーティン・トゥーリッシュがグループに加わりました。
アルタンは今年12月にひさびさに来日することが決定。12月5日(土)、東京・すみだトリフォニーホールで開催される〈ケルティック・クリスマス2015〉にダーヴィッシュ、ウィ・バンジョー・スリー、ジョン・ピラツキ&キャラ・バトラーとともに出演するほか、各地でのコンサートを予定しています。詳しくはプランクトンのウェブサイト(
www.plankton.co.jp)をご覧ください。