amazarashi が、
横浜流星 が主演を務める映画『ヴィレッジ』とのコラボレーション・ソング「スワイプ」を4月26日(水)にリリースすることが決定。あわせて、映画『ヴィレッジ』とリンクしたアナザーストーリーを描いた「スワイプ」のミュージック・ビデオのティザー映像を公開しました。
『ヴィレッジ』は、4月21日(金)より全国250館以上で公開される映画で、“村”という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々の綺麗事だけでは生きていけないリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描き、同調圧力、格差社会、貧困、そして道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇をあぶり出す衝撃のサスペンス・エンタテインメントです。
横浜が演じるのはとある会社に勤める青年A。彼は、あまり自分の意思を言わないがために、上司の標的にされ、過剰に責められる日々を過ごしています。そして、会社を出ても知らない人からも罵倒されたりと、まるで自分の居場所はないように感じて、ただただ日々をやり過ごし生きている青年A。不条理なこの世の中で、言いたいことも言えずに内に内にため込んでしまった青年Aは、暮れていく夕日に何を思うのか――。彼が見る夢に出てくる混沌としたゴミ山にうごめき、踊るゴミ人間の正体は一体何なのか。映画の世界にリンクするかの様に出てくる穴の正体は。その穴を前に佇み、穴に耳をそばだてる青年は何を感じているのか。この後彼の運命はいったいどうなるのか――。
amazarashi、横浜流星、
藤井道人 監督との3度目のタッグとなる今作は、これまで映画『
青の帰り道 』や、amazarashiの「未来になれなかったあの夜に」のMVでお互いに刺激を受けつつ、特別な信頼関係を培ってきたなか、映画『ヴィレッジ』を観たamazarashiの秋田ひろむが強く触発され、コラボレーション・ソング「スワイプ」を制作しました。
この3人に加え、
安室奈美恵 、
ONE OK ROCK 、
SEKAI NO OWARI など名だたるアーティストのMVを手掛けてきた
新宮良平 に藤井道人がオファーしダブル監督でMVが制作。青年Aの夢のパートをヴィジュアルで魅せる新宮が、現実の世界を描くドラマ・パートを藤井が担当し、所どころ映画とリンクしている部分が感じられ、映画を観た人もこれから観る人にも、映画とは違った美しくも儚いアナザーワールドを楽しむことができる内容となっています。映画『ヴィレッジ』の世界観とリンクした「スワイプ」のMVは、リリース日の4月26日21:00にamazarashi公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開予定となります。
[コメント] 映画『ヴィレッジ』は悲しいお話しですが、でもどこかで主人公の優君にすごく共感した部分もあって、すごく縛られた中で、「何かやったれ」みたいなそういう気持ちを表現できたらコラボレーションとして美しいじゃないかなと思ってこういう曲にしました。 タイトルの「スワイプ」は、スマホのスワイプなんですけれど、今の人たちはみんなスマホで色々なニュースを見ると思うんです。そのニュースの1つとして、今回の映画の『ヴィレッジ』の世界で起きていることがニュースで流れたとしても、多分その主人公に何があったとかっていうのはわからないじゃないですか、全ては。何かそういう風に世の中の不幸とか悲しいことが消費されていってしまうことに対しての気持ちを曲に込めました。 ――amazarashi・秋田ひろむ 大ファンのamazarashi秋田さんに『ヴィレッジ』を観て詩を書いてもらい、こんなにも幸せなことはないですし、撮影中もamazarashiの曲を聞いて心の支えになっていたので、本当に幸せなことが起こったなと思っています。「スワイプ」を聴いていると、映画の世界観だったり、(主人公の)優が詩にとても反映されているので、優として生きた記憶がすごく蘇ってきて、自分の中でもとても大事な曲になりましたし、「スワイプ」を聞いたら、『ヴィレッジ』を思い出す、大事な1曲になっていると感じています。 (新宮監督と藤井監督)お2人とも演出の仕方が違うので、最初戸惑いはあったんですけども、3人でいろいろ話し合いながら青年Aという男を作り上げられましたし、『ヴィレッジ』のアナザーストーリーというか、MVがもう一つのストーリーになっていて。今回は会社を舞台にしていますけど、所々『ヴィレッジ』の世界観とリンクするところがあって、青年Aの部屋のシーンの時とかは、「これデジャブだね。」、なんて話したりしてました。2日間という撮影期間でしたが、もう心に来ています。体力も精神も相当使っていますけど、画を見て、これはすごいMVになるなっていう手応えを感じているので(フル尺解禁が)楽しみです。 実際僕も秋田さんの撮影を見学させてもらったんですけど、あんなにも近くで、モニター越しで見れることは一生ないと思うので、もう目に焼き付けました。秋田さんのリップのシーンもフルで撮っていたので、それ、まるごと欲しいぐらいです。僕にください(笑) ――主演・横浜流星 秋田さんが、『ヴィレッジ』を観て作ってくださった曲を聴いた時に映画であの村に起きたことも、人によっては「スワイプ」されてしまう一つの情報になってしまうというところに着眼されていることにすごく感動しました。 前回『ヤクザと家族 The Family』のMVを制作した時に、すごく納得できるものができて、でもやっぱり次はもっと深いところに、ミュージックビデオとしても楽しめるものにと思いました。 そう思ったときに、違った形の『ヴィレッジ』に対するアプローチをするために、自分じゃ思いつかないような映像、自分じゃ表現できないような抽象的な世界観を作ってくれるのではないかという思いで、新宮良平さんにオファーをしました。 僕自身は『ヴィレッジ』でやりたいことは語ったので、あれを村のことだけではないんだよっていう、その村を出た先にも村があってっていう、どこかにこうパラレルワールドのような、そういう世界観を描けたら、映画の感じ方とか受け取り方もより深くなるんじゃないのかなっていう思いで作りました。 ――監督・藤井道人 (撮影する)ジャンルが違う2人なので、一緒にやったら何かいい感じで化学反応が起きるんじゃないかと。世の中たくさんの情報に溢れている割には大して意味のないことばっかりが多くて、それを「スワイプ」というすごく簡単な動作で送っていくみたいな、そういう曲だと思いました。 MVのイメージとして、まずその情報をゴミに例えようと、主人公はゴミの夢を見るみたいな。要は主人公の周りに溢れているいろんなものをゴミっていう風に表現しようと思いました。映画の世界観から横浜さんが演じている優という役をちょっと違う世界線で描けたらという話を藤井さんがしていて、そこから僕と藤井さんのイメージを組み合わせて、主人公の青年Aがゴミの夢を見るという企画になりました。 1人の人が作るとおしなべて普通になりがちだったり、ちょっと整っちゃったりとかするんですけど、2人とも演出の仕方が違うことで、全然違うムードの映像が出来上がると思うので、フル尺のMVにご期待ください! ――映像ディレクター・新宮良平 VIDEO
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