4月に「Music for Hope」と題したYouTubeライヴ配信をミラノ大聖堂から行ない、世界中で280万人が同時視聴、クラシックにおける史上最高の視聴数を記録したテノール歌手、
アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)が、ニュー・アルバム『Believe〜愛だけを信じて』(CD UCCS-1292 3,300円 + 税)を11月18日に発表します。
「『Believe〜愛だけを信じて』のコンセプトは3つの言葉を基にしています。信じる心、希望、そして思いやりです。これはキリスト教の三元徳とされているものですが、同時に全ての人々の人生に意味を持たせる鍵となる重要なものです」とボチェッリが語るこのアルバムには、メゾソプラノ歌手
チェチーリア・バルトリとのデュエットを2曲、
ロバート・プラントとの〈グラミー賞〉を獲得したコラボレーション・アルバムでも知られる
アリソン・クラウスとの「アメイジング・グレイス」のデュエットのほか、7月に亡くなった映画音楽の巨匠、
エンニオ・モリコーネの未発表曲、
レナード・コーエン「ハレルヤ」のカヴァー、
フランク・シナトラらが歌うスタンダード・ナンバー「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」などを収録。スティーヴン・マーキュリオ、ハイドン・ベンドールとの共同プロデュースで制作されました。
ボチェッリも、「アヴェ・マリア」「パドレ・ノストロ」という2曲を本作のために書き下ろし、これらの楽曲について「自分のことを作曲家だとは思っていませんが、ミュージシャンである私のもとには時折完全なハーモニーを伴ってメロディが舞い降りる瞬間があるのです。私の魂の戸をたたく音楽を、私は喜んで迎え入れます。そして紙にしたためて解放してやるのです」と語っています。
「良い音楽は、平和と仲間意識の強力なメッセージを伝えるばかりではなく、私たちに美とは何かを教えてくれ、私たちの心を開く手助けをしてくれるのです」とボチェッリは語り、本作を魂を癒す作品と位置付けています。
Photo by Giovanni De Sandre