99年結成、20年以上のキャリアを誇るエレクトロニック・デュオ、
antennasia(アンテネイジア)が、8枚目(EPを含むと11枚目)のアルバム『
Warped Lucky』を7月28日(金)にリリースします。
antennasiaはsanとNerveの2名で構成される男女ユニット。トリップホップやエレクトロニカ、シンセポップ、ダブなどを取り入れつつも、ジャンルで括ることのできない、同時に別の方向を見ているかのような作品を制作してきました。
本作は、自主レーベル「Double Life Records」と、NerveがNRV名義でのソロ作品を最初にリリースした縁もある米サンフランシスコの新進エレクトロニック・レーベル「Tabula Rasa Records」との共同プロデュース作。ヴォーカルをsanが、トラック制作をsanとNerveが担当。作詞、作曲、演奏、プロデュース、アートワークまでをantennasia自身で行なったほか、ミックス・マスタリングはNerveが手掛けました。
「いびつなラッキー」というタイトルが付けられたこのアルバムは、モータウン的なベースラインにワンドロップが絡み、微細なノイズを含んだシンセパッドが浮遊する「Gone Angels」で幕開け。リード楽器として多様な役割を果たすsanのヴォーカルの多彩な表現が際立つ「Upon My Pillow」、そんなsanがトラックを制作した、既存のジャンルで捉えることのできない3曲「Humming on the Moon」「Κάστρο της άμμου」「The March for the Horizon」、アルバムの初期のコンセプトであるダークさを持った「Winter Sleeper」、「金魚をすくい、あなたをすくい」、antennasiaとしては珍しいインストゥルメンタル・ナンバー「Doppelstrom」、NRVでの活動を通して習得したアンビエントの手法が活かされた最終曲「Feeling Like a River」など、これまで通り、さまざまなスタイルの作品を同居させた作品となっています。