昨年、電撃的な復活を遂げた
安全地帯が、9月17日(土)南足柄市文化会館公演より、全29本に及ぶ全国ツアーをスタート! 1曲目に演奏したのは、意外にも
玉置浩二のソロ曲「田園」。この意表をついたオープニングに集まったファンは総立ち、冒頭からヒートアップ。熱いリアクションに応えるかのように、玉置をはじめメンバーの演奏もノリに乗り、1年ぶりのライヴを心から楽しんでいる様子がストレートに伝わってくる。
中盤に披露された「プラトニック > DANCE」(
『安全地帯VII』収録)では、玉置がドラムセットに座り、田中裕二と共にツイン・ドラムを披露。まるで、バンドをはじめたばかりの中学生のように、ドラムを叩きながら歌う玉置は実に楽しそう!
この日は先日リリースされた12枚目のオリジナル・アルバム『安全地帯XII』の楽曲を中心に、「悲しみにさよなら」「好きさ」「じれったい」などのヒット曲に加え、玉置のソロ・ナンバーも数曲披露(玉置のソロ・ナンバーを安全地帯として演奏するのは初!)。
そして、ハイライトは「燃えつきるまで」(『安全地帯V』収録)と、「蒼いバラ」(『安全地帯XI』)といったミディアム・ナンバー。矢萩 渉の弾く太い“剛”なギターと、武沢侑昴の奏でる繊細な“柔”のギターに、妖艶な玉置のヴォーカルがねっとりと絡んで三位一体となった様は実にスリリングで官能的。メンバー全員が50歳を超えて醸し出すことが出来る、大人の男の色気がたっぷりと。昨年のツアーより確実に進化をとげているそのパフォーマンスは、まさしく必見です。