エイフェックス・ツイン(Aphex Twin)ことリチャード・D・ジェイムスが
ポリゴン・ウィンドウ名義で1993年に発表したアルバム『
Surfing On Sine Wave』が、12月4日(金)に再発(CD BRC-645 2,200円 + 税)されます。オリジナル・アルバム収録の9曲に、ポリゴン・ウィンドウ名義で発表した楽曲を加えた全14曲を収録する完全版での発売です。
1992年に「WARP」がリリースした傑作コンピレーション『
Artificial Intelligence』にThe Dice Manの名義で楽曲「Polygon Window」を提供していたジェイムスが、初めて「WARP」からリリースしたアルバムが『Surfing On Sine Wave』。アートワークには、「WARP」が本作を『Artificial Intelligence』シリーズの第2弾として位置付けていることが明記されており、今では「WARP」がポスト・レイヴの新たなムーヴメントとして掲げた“エレクトロニック・リスニング・ミュージック”というコンセプトを最初に体現したアーティストによる、その魅力のすべてが詰まっていると言っても過言ではない名盤中の名盤として知られています。
『Artificial Intelligence』に収録されていた「Polygon Window」で始まるアルバムには、まさに“エレクトロニック・リスニング・ミュージック”の醍醐味と特徴が集約されています。「学生時代に工事現場でバイトしたときの騒音がインスピレーションだ」とリチャードが語るのは、シングルカットされた「Quoth」。そして『
Selected Ambient Works 85-92』の発展型、もしくは『
Selected Ambient Works Volume II』への布石とも言える名曲「Quino - Phec」など、若き日のリチャード・D・ジェイムスがその才能を見せつけたタイムレスな名曲たち。そして本作には、ジェイムス本人監修のもと、シングル盤「Quoth」からアルバムには未収録だった2曲(「Bike Pump Meets Bucket」と「Iketa」)と「Quoth(Wooden Thump Mix)」、2001年にホワイトレーベル盤でリリースされた当時未発表だった2曲「Portreath Harbour」と「Redruth Schoo」が収録されています。
また、『Surfing On Sine Waves』完全版の発売決定に合わせ、
オウテカ、
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーという超強力アーティストの新作が続く「WARP RECORDS」のキャンペーンの開催も決定しています。