結成25周年を迎える“
あらかじめ決められた恋人たちへ”が、小説付きニュー・アルバム『
燃えている』を9月7日(水)にリリース。あわせて、収録曲「火花」のライヴMVを公開しています。
『燃えている』は、音源(あらかじめ決められた恋人たちへ)、小説(作家・シンテツ)、映像(映画監督・
柴田剛、naoeikka)の3つの視点から、物語を多角的に紡いだ三位一体(トリニティ)をコンセプトとしたアルバム。サウンド面においては、エレクトロやアンビエント、さらにポスト・パンクからポスト・クラシカルなどの要素を、“あら恋”ならではのダブ的解釈も交えてひとつにまとめ上げた、レイヤードかつプログレッシブなサウンドで、活動25周年の集大成とも言える2022年を代表するインストゥルメンタル作品となっています。
なお、“あら恋”は『燃えている』のリリースを記念して〈「Dubbing VIII」レコ発ワンマンライブ〉を9月21日(水)東京・新代田FEVERにて開催します。詳しくは特設サイトをご確認ください。
[コメント]前作のレコ発ライブが終わると同時にコロナが始まり、以前から考えていた自分なりの東京を描こうと制作を始めたものの、なかなかうまくハマらず、そうこうしているうちにコロナやオリンピックや色々な事がいよいよな状況になってきて、ライブも打ち上げもなく、人とも会わず、混沌としているのだけどやけに静かで、ゆっくり踏み潰されていくような、何も特別な事なく日々が日々のまま、戦争が始まり、久々の友人は元気そうでよかった、久々のライブは楽しかった、共感したり、運動不足だったり、なーんもやる気が起きなかったり、目の前の事をしっかりやろうと引き締めたり、メンバーが一人離れてしまったり、この3年なんか色々あったような気もするが、もう思い出せなくなってきているし、だからこうやって作品が完成して、むちゃくちゃ思い入れが(なんならいつも以上に)詰まっているのは絶対なのですが、もはやそれがなんなのか分からない。久々にそういう作品になった。そういう3年間だったんだろう。
やっとアルバムができました。
今のあら恋らしい叙情的でパワフルなアルバムになりました。
聴いて読んで観て楽しんでください。
また久々にガッツリとワンマンライブをやりますので、是非遊びに来てください。
さあ、やっとこれから。
お元気ですか?――池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)