2021年のデビュー・アルバム『
コラプスド・イン・ザ・サンビームズ』が絶賛されグラミー賞にノミネートされた、英ロンドン出身のシンガー・ソングライター、
アーロ・パークス(Arlo Parks)の2ndアルバム『マイ・ソフト・マシーン』が5月26日(金)に発売されます。アルバムからの1stシングル「Weightless」がミュージック・ビデオとあわせて公開中。ミュージック・ビデオは東京在住の映像作家、Marc Ollerが監督しています。
このシングルについてパークスは、「小さなパンくずのような愛情しか与えてくれない人を深く思いやるという辛い経験について歌っています。ある人が自分のエッジを鈍らせていることに気づき、明るい自分に戻るためのゆっくりとした旅に乗り出すんです」とその背景を明かしています。
ニュー・アルバムは、パークスが20代で経験したこと、そしてその成長を綴った非常に個人的な作品で、「トラウマ、生い立ち、脆弱性といった、私たちが経験した最大の出来事は、まるで雪のように世界や私たちの視界にちりばめられています。新作は、20代半ばの不安、周りの友人の薬物乱用、初めて恋をしたときのドキドキ、PTSDや悲しみ、自己妨害、喜びを乗り越え、驚きと感受性を持って世界を移動することといった私の目と体を通してこの特別な体内に閉じ込められている人生を描いたもの。A24が製作したジョアンナ・ホッグ監督の半自伝的映画『スーヴェニア』(2019年)から引用しましょう。ティルダ・スウィントンが主演を務め、若い映画学生が年上のカリスマ的男性に恋をして、彼に溺れる様子を描いたこの映画のはじめのほうで、彼は人々がなぜ映画を見るのか説明します。“私たちが見たいのは、演じられる人生ではなく、この柔らかい機械(ソフト・マシーン)の中で体験する人生なんだ”。そう、このレコードのタイトルは…、『マイ・ソフト・マシーン』と言います」と解説しています。
また、パークスは9月に開催する英国とヨーロッパでのツアー日程を発表しています。
Photo by Alexandra Waespi