ヒップホップ界の風雲児
エミネム(Eminem)が、キャリア初期の盟友
ロイス・ダ・5-9(Royce Da 5’9”)と
“バッド・ミーツ・イヴィル(Bad Meets Evil)”名義でアルバム
『ヘル:ザ・シークエル』(UICS-1234 1,980円)を6月22日にリリースすることが明らかになりました。
エミネムとロイス・ダ・5-9の出会いは、97年デトロイトのコンサート。そこですぐに意気投合した二人は、まもなく“バッド・ミーツ・イヴィル”(バッド=ロイス、イヴィル=エミネム)を結成、高いスキルを持った最強ユニットとしてデトロイトで瞬く間に有名になりました。その後インディ・アナログ盤をリリースするも、エミネムが『ザ・スリム・シェイディLP』(97年)でメジャー・デビューしたため、いつしか確執が生まれ、ユニットは自然と解散。
そして2006年、この二人を引き合わせてくれたエミネムも所属する
D12のメンバー、プルーフが銃撃を受けて他界するという悲劇をきっかけに、また親交が復活。2008年にはロイスがD12のツアーに参加するなど、本格的にエミネム・ファミリーと復縁し、今回ようやく“バッド・ミーツ・イヴィル”のCDアルバムが完成に至ったようです。
新作について二人は、「久しぶりにロイスと話すようになったんだ。最初は試しにスタジオに入っていただけだったが、いつの間にか素晴らしいものが出来上がり、このプロジェクトが生まれた」(エミネム)、「長いこと別の道を歩んできたが、ようやくこのプロジェクトが実った。とにかく息の合った作品で俺は楽しめた。みんなも同じようにこのプロジェクトを気に入ってくれることを願うぜ」(ロイス・ダ・5-9)とコメント。
内容の全貌はまだ明らかにされていませんが、現在先行シングルとして「ファスト・レーン(Fast Lane)」がiTunes(http://itunes.apple.com/jp/album/fast-lane-single/id435739538)で配信中。“悪者”と“悪魔”が繰り広げる最高のマイクリレーをぜひ体感してみてください!