また一人、名門デッカ・レーベルのピアニストに新たな若い才能が加わりました。1990年ウズベキスタン生まれのベフゾド・アブドゥライモフ（Behzod Abduraimov）のデビュー・アルバム『プロコフィエフ：ピアノ ソナタ第6番、リスト：メフィスト・ワルツ第1番 他』（UCCD-1330 税込2,600円）が8月8日にリリースされます。

　5歳からピアノをはじめ、なんと8歳でウズベキスタン国立交響楽団と共演し、デビューを飾ったというアブドゥライモフ。2008年にアメリカで行なわれたレノックス・ヤング・アーティスト・コンペティションで優勝、2009年にはロンドン国際ピアノ・コンクールでも優勝し、イギリスをはじめ各国のメジャー・オーケストラから招待されるようになりました。

　デッカとは2011年に専属契約を締結。今作には、サン＝サーンス（ホロヴィッツ編）の「死の舞踏」、プロコフィエフの「悪魔的暗示」「ピアノ・ソナタ第6番」、リストの「孤独のなかの神の祝福」「メフィスト・ワルツ第1番」を収録。彼の驚異的なテクニックが存分に発揮される作品ばかりが集められています。