ベル・アンド・セバスチャン 2003/08/19掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
奇才“スチュワート・マードック”を中心に結成されたグラスゴー出身のグループ
“ベル・アンド・セバスチャン”が、オリジナル・アルバムとしては、前作
『わたしのなかの悪魔』(写真)以来、約3年ぶりに放つことになったニュー・アルバム『Dear Catastrophe Waitress』は、なんだか“意外”なことだらけな作品となりそうです。
モリッシーなどで知られる、イギリスの老舗インディ・レーベル“ラフ・トレード”に新たにレーベルを移籍したのも、なんだか場違いなような気がする意外な出来事でありましたが、それ以上に“意外”であったのは、新作のプロデューサーに、あのトレヴァー・ホーンを起用していること。トレヴァー・ホーンといえば、最近では、
t.A.T.u.で有名かと思いますが、かつても、一世を風靡した
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(こっちはゲイ)や、オーケストラ・ヒットでサンプラーを有名にした
イエスの「ロンリーハート」、そして、現在もなお、黄金コンビぶりを見せてくれている
シールなど、まったくと言っていいほどベルセバとは接点がないミュージシャンばかりを手掛けてきた人なだけに、これはホントに意外。メーカーは「ラジオ・ヒットが生まれるのでは?」と期待しているようですが、さて一体どうなることでしょうかね? なお、CCCDではなく、通常のCDでのリリースとなるのも嬉しい
日本盤(TOCP-66220\2,548(税込))は10月8日にリリースされる予定。アルバム収録予定曲は下記のとおりです。
・Step Into My Office, Baby
・Dear Catastrophe Waitress
・If She Wants Me
・Roy Walker
・(I Believe In) Travellin' Light
・Asleep On The Sunbeam
・Piazza, New York Catcher
・You Don't Send Me
・Wrapped Up In Books
・Lord Anthony
・If I Find Yourself Caught In Light
・I'm A Cuckoo
・Stay Loose
なお、同日には、以前所属していたJeepsterレーベル時代に残したビデオ・クリップに加え、フランスのテレビ番組出演時のライヴやインタビューなどが収録されたDVD
『Fans Only』(TOBW-3119\3,129(税込))もリリースされる予定。ファンなら分かるかと思いますが、彼らの動いている姿や話している姿が観れるのはかなり貴重なことなので、そういった意味でも今作には注目。もちろん、CDで彼らのベスト盤は出ていないので、ベスト盤としての価値があるって点にも注目ですけどね。