ニュース

ビル・フリゼール、キット・ダウンズ、アンドリュー・シリルのトリオが「RED HOOK」からアルバムを発表

ビル・フリゼール   2024/09/02 12:49掲載
はてなブックマークに追加
ビル・フリゼール、キット・ダウンズ、アンドリュー・シリルのトリオが「RED HOOK」からアルバムを発表
 ビル・フリゼール(g)、キット・ダウンズ(og)、アンドリュー・シリル(ds)が、アルバム『ブレイキング・ザ・シェル』を元ECMのプロデューサー、サン・チョンが主宰する気鋭のレーベル「RED HOOK」から9月下旬に発表します。アルバムのエンディングを飾るハンガリー民謡の「Este a Székelyeknél」が先行公開されています。

 サン・チョンは、アンドリュー・シリルとビル・フリゼールがトリオやカルテットでECMで制作した3枚のスタジオ・アルバムでプロデュース。キット・ダウンズとはパイプオルガンのプロジェクトや、ソロやデュオ作をイギリスの教会で録音し、ECMから2枚のアルバムを発表。「RED HOOK」からもケルンの聖アグネス教会で幽玄なパイプオルガンの演奏をアンサンブルで収録した『Medna Roso』を2023年に発表しています。

 レコーディングに際して、彼はパイプオルガンを1年かけて探し、ニューヨーク・グリニッジ・ヴィレッジのセント・ルーク教会で2022年5月25日と26日に録音されました。収録曲は、アンドリュー・シリルの愛らしく軽快なバラード「Proximity」、ノルウェー民謡「Sjung Herte Sjung」、ダウンズ作曲のセロニアス・モンクのような角ばったメロディを持つ「Untitled23」、火星にある巨大な峡谷と洪水地帯にちなんで名づけられたという「Kasei Valles」、ルーシー・レイルトン(vc)が甘美な旋律を奏でる「El」、完全なるフリー・インプロヴィゼーションで深宇宙のイメージを呼び起こす「Southern Body」と「Two Twins」など。クラシック、ヨーロッパの伝統からフリー・ジャズの実験精神、ECMを経て培われた、サン・チョン独自の音楽哲学「ソニックアイデンティティー」に貫かれたアルバムです。



キングインターナショナル
kinginternational.co.jp/genre/kkj-248
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作
[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース!
[インタビュー] Billyrrom 注目の新世代バンドに聞く新章突入と〈HEADZ 〜NEW HOT WAVE〜〉出演への思い[インタビュー] 町あかりの歌謡曲・春夏秋冬 春のテーマは「ディスコ」!
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015