オーティス・レディングやサム・アンド・デイヴをはじめ、ウェス・モンゴメリー、ハービー・ハンコックらとの活動でも知られ、60年におよぶキャリアを誇るドラマー、ビリー・ハートがカルテットで来日公演を行ないます。日程は8月20日(火)から23日(金)までの4日間、会場は東京・丸の内 COTTON CLUB。ビリー・ハートは2012年と2014年にリーダー作をECMから発売しており、今回の来日公演は、COTTON CLUBが今年1月から実施しているECM50周年を祝うECMアーティスト来日公演シリーズ〈ECM Artist in concert 2019〉の一環として開催されます。
ビリー・ハートは1940年米ワシントンD.C.生まれ。1950年代に地元で音楽活動を始め、オーティス・レディングやサム・アンド・デイヴといったソウル・アーティストのほか、ウェス・モンゴメリー、ジミー・スミスらのサイドマンとしても活躍しました。68年、ニューヨークに活動の拠点を移してからは、マッコイ・タイナー、ウェイン・ショーター、ジョー・ザヴィヌル、ファラオ・サンダースらの録音に参加。また、69年から73年まではハービー・ハンコックのセクステットのメンバーとして活躍。マイルス・デイヴィスのアルバム『オン・ザ・コーナー』にも参加しています。ソロとしても77年の『Enchance』を皮切りに、ECMから2014年にリリースされた最新作『One Is the Other』まで多くのアルバムを発表してきました。