ハードコア・パンクをベーシックに持ちながらも、慣習に囚われない方法論をグラインドコアのフォーマットに落とし込むことで特異な音楽性を発現させた愛知・名古屋産突然変異グラインダーズ、BLACK GANION。彼らが2013年にリリースした2ndフル・アルバム『Second』が、同作を機に復活を遂げ、最新リリースであるGANG UP ON AGAINST『Park』も好評を博している「JUKE BOXXX RECORD」よりヴァイナルLP（JB-060 3,000円 + 税）となって再登場。12月24日（木）の発売が決定しています。

　CRUEVO、BRAINOIL、GRAVES AT SEA、LAUDANUMといった米カリフォルニアはオークランドの変態激重バンドを渡り歩いたベーシストにして、HIGH ON FIREやPALLBEARERなどを手がけるエンジニア・Greg Wilkinsonの手で、現地Earhammer Studiosでの録音が敢行された『Second』。環境音にインスパイアされているというリフメイク、トライバルな感触を伴うヴォーカライゼーションなど、より逸脱したアイディアを盛り込みながらも、トータルで完全なグラインドコアを実現した傑作となっています。

　ヴァイナル化にあたり、これまでのBLACK GANION作品にも携わり、近作ではNepenthes『scent』を手がけた名匠・岡崎幸人（ETERNAL ELYSIUM）がリマスタリングを担当。カヴァー・アートも、CDヴァージョンに封入されていたDEVILFISH SQEZ（Evil Dots Crew）によるポスターをベースにした新たな装いのものとなっています。リミテーション200のブラックカラー・ヴァイナルです。