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ボブ・ディラン、ブートレッグ・シリーズ新作は1965〜65年の未発表セッション集

ボブ・ディラン   2015/09/25 13:45掲載
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ボブ・ディラン、ブートレッグ・シリーズ新作は1965〜65年の未発表セッション集
 ボブ・ディラン(Bob Dylan)が「ライク・ア・ローリング・ストーン」など歴史的名曲を多く発表した1965〜66年のレコーディング・セッション集『ザ・カッティング・エッジ1965-1966: ザ・ブートレッグ・シリーズ Vol.12』(CD6枚組デラックス・エディション SICP-30591〜6 20,000円 + 税 / CD2枚組ベスト SICP-30597〜8 3,600円 + 税)を11月11日にリリース。オリジナル・アルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』『追憶のハイウェイ61』『ブロンド・オン・ブロンド』のセッションからこれまで聴かれたことのなかった曲、アウトテイク、リハーサル・トラック、別ヴァージョンなど未発表スタジオ録音を収録しています。ボブ・ディランのオフィシャル・サイトのみで発売される一連のセッションを網羅したCD18枚組のウルトラ・デラックス・エディションもあり。

 『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、『追憶のハイウェイ61』、『ブロンド・オン・ブロンド』の3枚は、ソングライターとして、そしてパフォーマーとしてのディランの名声を確実なものにすると同時に、ポピュラー・ミュージックとその文化の流れに重大な影響を与えた名作。『ザ・カッティング・エッジ1965-1966: ザ・ブートレッグ・シリーズ Vol.12』の収録曲は、ディランのスタジオにおけるクリエイティヴなプロセスを探索させてくれる貴重な作品であり、ファンはボブ・ディランの重要期に生まれた楽曲や録音の進化を辿ることにより、彼を別の側面から体験することができます。音源はすべてスタジオのトラッキング・テープの原本から純粋な状態でトランスファーとミキシングが行なわれています。

 CD6枚組の『ザ・カッティング・エッジ1965-1966: ザ・ブートレッグ・シリーズ Vol.12(デラックス・エディション)』は、ディランの作品全体の中でももっとも人気の高い録音の多くが初めて一つの作品集にまとめられました。これまで聴かれたことのなかったディランの楽曲、スタジオでのアウトテイク、リハーサル・トラックなどなじみ深いヒット曲の制作途中に生まれた別ヴァージョンが収録されています。注目すべきはディスク3。「ライク・ア・ローリング・ストーン」の現存するセッション音源をすべて完全収録。史上最高のロックンロール・ナンバーの制作過程がすべてあきらかにされます。また、ベストテイクを抜粋したCD2枚組の『ザ・ベスト・オブ・ザ・カッティング・エッジ1965-1966: ザ・ブートレッグ・シリーズ Vol.12』はCD2枚組と12inchのLP3枚組で発売され、作品集の音楽的ハイライトをまとめたものとなっています。

 オフィシャル・サイトのみで発売されるCD18枚組ウルトラ・デラックス・エディションは、5,000セットの限定プレス。65年から66年にかけて行なわれたセッションで録音された音をひとつ残らず、テイク違いや歌詞違いもすべて収録。未発表録音はすべてオリジナルのスタジオ・トラッキング・テープを音源としてミキシングが施され、不必要な1960年代のスタジオ音声処理や技巧を取り除いています。CD18枚組のエディションにはこの時期にリリースされたモノラル録音の45回転オリジナル・シングル9作と、ロンドンのサヴォイ・ホテル(1965年5月4日)、グラスゴーのノース・ブリティッシュ・ステーション・ホテル(1966年5月13日)、コロラド州デンバーのホテル(1966年3月12日)といった、珍しいホテルの部屋での録音や、『ドント・ルック・バック』のオリジナル映画フィルム1片が同梱されます。

 『ザ・カッティング・エッジ1965-1966: ザ・ブートレッグ・シリーズ Vol.12』には豪華ブックレットが付随、何百枚もの未発表写真や、グッズの写真、ビル・フラナガンとショーン・ワイレンツがこのコレクションのために新たに書き下ろしたライナー・ノーツが収録されます。

 60年代ロックの黄金時代にもっとも重要かつ影響力の大きなアルバムに数えられている3枚『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、『追憶のハイウェイ61』、『ブロンド・オン・ブロンド』は、わずか1年2ヵ月(1965年1月〜1966年3月)の間に作曲とレコーディングが行なわれました。プロデューサーはトム・ウィルソン(『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、「ライク・ア・ローリング・ストーン」)がニューヨークで、ボブ・ジョンストンがニューヨーク(『追憶のハイウェイ61』)とナッシュヴィル(『ブロンド・オン・ブロンド』)で手がけています。

■2015年11月11日(水)発売
ボブ・ディラン
『ザ・カッティング・エッジ1965-1966(ブートレッグ・シリーズ第12集)』

CD6枚組デラックス・エディション
SICP-30591〜6 20,000 + 税

[disc 1]
01. Love Minus Zero / No Limit - テイク1(1965年1月13日)アコースティック, 未完成
02. Love Minus Zero / No Limit - テイク2(1965年1月13日)アコースティック
03. Love Minus Zero / No Limit - テイク3 リメイク(1965年1月13日)アコースティック
04. Love Minus Zero / No Limit - テイク1 リメイク(1965年1月14日)エレクトリック
05. I'll Keep It with Mine - テイク1(1965年1月13日)ピアノ・デモ, 初出『バイオグラフ』(1985年)
06. It's All Over Now, Baby Blue - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック, 初出『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.7』(2005年)
07. Bob Dylan's 115th Dream - テイク1(1965年1月13日)アコースティック, 未完成
08. Bob Dylan's 115th Dream - テイク2(1965年1月13日)アコースティック
09. She Belongs to Me - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
10. She Belongs to Me - テイク2 リメイク(1965年1月13日)アコースティック
11. She Belongs to Me - テイク1 リメイク(1965年1月14日)エレクトリック
12. Subterranean Homesick Blues - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック, 初出『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.1-3』(1991年)
13. Subterranean Homesick Blues - テイク1 リメイク(1965年1月14日)エレクトリック
14. Outlaw Blues - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
15. Outlaw Blues - テイク2 リメイク(1965年1月13日)エレクトリック
16. On the Road Again - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
17. On the Road Again - テイク4(1965年1月14日)エレクトリック
18. On the Road Again - テイク1 リメイク(1965年1月15日)エレクトリック
19. On the Road Again - テイク7 リメイク(1965年1月15日)エレクトリック
20. Farewell, Angelina - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック, 初出『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.1-3』(1991年)
21. If You Gotta Go, Go Now - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
22. If You Gotta Go, Go Now - テイク2(1965年1月15日)エレクトリック
23. You Don't Have to Do That - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック, 未完成

[disc 2]
01. California - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
02. It's Alright, Ma(I'm Only Bleeding)- テイク1(1965年1月15日)アコースティック, デモ
03. Mr. Tambourine Man - テイク1 - 2(1965年1月15日)バンドとの録音(未完成)
04. Mr. Tambourine Man - テイク3(1965年1月15日)バンドとの録音(未完成)
05. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry - テイク1(1965年6月15日)
06. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry - テイク8(1965年6月15日)
07. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry - テイク3(1965年7月29日)
08. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry - テイク3 リメイク(1965年7月29日)
09. Sitting on a Barbed Wire Fence - テイク2(1965年6月15日)
10. Tombstone Blues - テイク1(1965年7月29日)
11. Tombstone Blues - テイク9(1965年7月29日)初出『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.7』(2005年)
12. Positively 4th Street - テイク1-3(1965年7月29日)
13. Positively 4th Street - テイク4(1965年7月29日)
14. Positively 4th Street - テイク5(1965年7月29日)
15. Desolation Row - テイク1(1965年8月4日)
16. Desolation Row - テイク2(1965年8月4日)ピアノ・デモ
17. Desolation Row - テイク5 リメイク(1965年8月2日)
18. From a Buick 6 - テイク1(1965年7月30日)
19. From a Buick 6 - テイク4(1965年7月30日)『追憶のハイウェイ61』の初回プレス盤に誤って収録されたもの(1965年)

[disc 3]
01. Like a Rolling Stone - テイク1-3(1965年6月15日)
02. Like a Rolling Stone - テイク4(1965年6月15日)
03. Like a Rolling Stone - テイク5(1965年6月15日)
04. Like a Rolling Stone - リハーサル(1965年6月16日)
05. Like a Rolling Stone - テイク1(1965年6月16日)
06. Like a Rolling Stone - テイク2-3(1965年6月16日)
07. Like a Rolling Stone - テイク4(1965年6月16日)初出『追憶のハイウェイ61』(1965年)
08. Like a Rolling Stone - テイク5(1965年6月16日)
09. Like a Rolling Stone - テイク6(1965年6月16日)
10. Like a Rolling Stone -テイク8(1965年6月16日)
11. Like a Rolling Stone - テイク9-10(1965年6月16日)
12. Like a Rolling Stone - テイク11(1965年6月16日)
13. Like a Rolling Stone - テイク12(1965年6月16日)
14. Like a Rolling Stone - テイク13(1965年6月16日)
15. Like a Rolling Stone - テイク14(1965年6月16日)
16. Like a Rolling Stone - テイク15(1965年6月16日)
17. Like a Rolling Stone - Master テイク- リード・ギターのみのトラック
18. Like a Rolling Stone - Master テイク- ヴォーカルとギターのみのトラック
19. Like a Rolling Stone - Master テイク- ドラムスとオルガンのみのトラック
20. Like a Rolling Stone - Master テイク- ピアノとベースのみのトラック

[disc 4]
01. Can You Please Crawl Out Your Window - テイク1(1965年7月30日)
02. Can You Please Crawl Out Your Window - テイク17シングル「寂しき4番街」の初回プレス盤に誤って収録されたもの(1965年7月30日)
03. Highway 61 Revisited - テイク3(1965年8月2日)
04. Highway 61 Revisited - テイク5(1965年8月2日)
05. Highway 61 Revisited - テイク7(1965年8月2日)
06. Just Like Tom Thumb's Blues - テイク1(1965年8月2日)
07. Just Like Tom Thumb's Blues - テイク3(1965年8月2日)
08. Just Like Tom Thumb's blues - テイク13(1965年8月2日)
09. Queen Jane Approximately - テイク2(1965年8月2日)
10. Queen Jane Approximately - テイク5(1965年8月2日)
11. Ballad of a Thin Man - テイク2(1965年8月2日)未完成
12. Medicine Sunday - テイク1(1965年10月5日)
13. Jet Pilot - テイク1(1965年10月5日)初出『バイオグラフ』(1985年)
14. I Wanna Be Your Lover - テイク1(1965年10月5日)
15. I Wanna Be Your Lover - テイク6(1965年10月5日)
16. Unknown Instrumental - テイク2(1965年10月5日)
17. Can You Please Crawl Out Your Window - テイク5-6(1965年11月30日)
18. Visions of Johanna - テイク1(1965年11月30日)
19. Visions of Johanna - テイク5(1965年11月30日)

[disc 5]
01. Visions of Johanna - テイク7(1965年11月30日)
02. Visions of Johanna - テイク8(1965年11月30日)初出『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.7』(2005年)
03. Visions of Johanna - テイク14(1965年11月30日)
04. She's Your Lover Now - テイク1(1966年1月21日)
05. She's Your Lover Now - テイク6(1966年1月21日)
06. She's Your Lover Now - テイク15(1966年1月21日)初出『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.1-3』(1991年)
07. She's Your Lover Now - テイク16(1966年1月21日)ソロ・ピアノ
08. One of Us Must Know(Sooner or Later)- テイク2(1966年1月25日)
09. One of Us Must Know(Sooner or Later)- テイク4(1966年1月25日)
10. One of Us Must Know(Sooner or Later)- テイク19(1966年1月25日)
11. Lunatic Princess - テイク1(1966年1月27日)
12. Fourth Time Around - テイク11(1966年2月14日)
13. Leopard-Skin Pill-Box Hat - テイク3(1966年2月14日)
14. Leopard-Skin Pill-Box Hat - テイク8(1966年2月14日)

[disc 6]
01. Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again - テイク1(1966年2月17日)
02. Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again - リハーサル(1966年2月17日)
03. Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again - テイク5(1966年2月17日)初出『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.7』(2005年)
04. Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again - テイク13(1966年2月17日)
05. Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again - テイク14(1966年2月17日)
06. Absolutely Sweet Marie - テイク1(1966年3月7日)
07. Just Like a Woman - テイク1(1966年3月8日)
08. Just Like a Woman - テイク4(1966年3月8日)
09. Just Like a Woman - テイク8(1966年3月8日)
10. Pledging My Time - テイク1(1966年3月8日)
11. Most Likely You Go Your Way(And I'll Go Mine)- テイク1(1966年3月9日)
12. Temporary Like Achilles - テイク3(1966年3月9日)
13. Obviously 5 Believers - テイク3(1966年3月10日)
14. I Want You - テイク4(1966年3月10日)
15. Sad-Eyed Lady of the Lowlands - テイク1 -(1966年2月16日)


■2015年11月11日(水)発売
ボブ・ディラン
『ザ・ベスト・オブ・カッティング・エッジ1965-1966(ブートレッグ・シリーズ第12集)』
SICP-30597〜8 3600円 + 税

[disc 1]
01. Love Minus Zero / No Limit - テイク2(1965年1月13日)アコースティック
02. I'll Keep It with Mine - テイク1(1965年1月13日)ピアノ・デモ
03. Bob Dylan's 115th Dream - テイク2(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
04. She Belongs to Me - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
05. Subterranean Homesick Blues - テイク1(1965年1月14日)別テイク
06. Outlaw Blues - テイク2(1965年1月13日)別テイク
07. On the Road Again - テイク4(1965年1月14日)別テイク
08. Farewell, Angelina - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
09. If You Gotta Go, Go Now - テイク2(1965年1月15日)別テイク
10. You Don't Have to Do That - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
11. California - テイク1(1965年1月13日)ソロ・アコースティック
12. Mr. Tambourine Man - テイク3(1965年1月15日)バンドとの録音(未完成)
13. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry - テイク8(1965年6月15日)別テイク
14. Like a Rolling Stone - テイク5(1965年6月15日)リハーサル
15. Like a Rolling Stone - テイク11(1965年6月16日)別テイク
16. Sitting on a Barbed Wire Fence - テイク2(1965年6月15日)未発表テイク
17. Medicine Sunday - テイク1(1965年10月5日)「時にはアキレスのように」の初期バージョン
18. Desolation Row - テイク2(1965年8月4日)ピアノ・デモ
19. Desolation Row - テイク1(1965年8月4日)別テイク

[disc 2]
01. Tombstone Blues - テイク1(1965年7月29日)別テイク
02. Positively 4th Street - テイク5(1965年7月29日)別テイク
03. Can You Please Crawl Out Your Window - テイク1(1965年7月30日)別テイク
04. Just Like Tom Thumb's Blues - テイク3(1965年8月2日)リハーサル
05. Highway 61 Revisited - テイク3(1965年8月2日)別テイク
06. Queen Jane Approximately - テイク5(1965年8月2日)別テイク
07. Visions of Johanna - テイク5(1965年11月30日)リハーサル
08. She's Your Lover Now - テイク6(1966年1月21日)リハーサル
09. Lunatic Princess - テイク1(1966年1月27日)
10. Leopard-Skin Pill-Box Hat - テイク8(1966年2月14日)別テイク
11. One of Us Must Know(Sooner or Later)- テイク19(1966年1月25日)別テイク
12. Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again - テイク13(1966年2月17日)別テイク
13. Absolutely Sweet Marie - テイク1(1966年3月7日)別テイク
14. Just Like a Woman - テイク4(1966年3月8日)別テイク
15. Pledging My Time - テイク1(1966年3月8日)別テイク
16. I Want You - テイク4(1966年3月10日)別テイク
17. Highway 61 Revisited - テイク7(1965年8月2日)フライング(出だしの失敗)
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