ボム・ザ・ベース 2008/07/16掲載(Last Update:08/08/19 16:10)
ハウスやヒップホップのオーバーグラウンド浮上にともない、DJたちがアルバムを制作するようになってきた80年代終わり。その黎明期に、当時の最先端を行くヒップホップ・ビートと音楽のカットアップで時代の寵児ともなった、イギリス人DJのティム・シムノンによるプロジェクト、
ボム・ザ・ベース(Bomb The Bass)が、いよいよ本格的に復活! フル・アルバムとしては約13年ぶりとなるニュー・アルバムをリリースします。
ボム・ザ・ベースは、87年にシングル「Beat Dis」でデビュー。あらゆる種類の音源をサンプリングしたこの曲が商業的にも大ヒットとなり、次世代のミュージシャンに大きな影響を与えます。またティム・シムノンはプロデューサーとしても活躍しており、
ネナ・チェリーや
デペッシュ・モードなどを手掛けています。
ボム・ザ・ベースのオリジナル・アルバムは、「Beat Dis」を収めたデビュー作『Into The Dragon』(88年)、ダウンビートでソウルフルな仕上がりの
『アンノウン・テリトリー(Unknown Territory)』(91年)、重いビートを主体にしたトリップ・ホップ的作品の
『クリアー(Clear)』(95年)の3枚がこれまでに発表。近年はベスト・アルバムやEPの発表はありましたが、フル・アルバムとしては約13年ぶりの作品となります。
通算4枚目となる本作は
『future chaos』(写真)というタイトルで、自身が主宰するレーベル、Electric Tonesより、ヨーロッパ盤が9月15日に、US盤が9月30日にそれぞれ発売される予定。曲目などの詳細は不明なものの、全9曲入りで、CD版のほか、いくらかのフォーマットでも発売される予定。その際、限定仕様もあるようで、ボーナス・トラックが追加収録される予定です。
なお、彼の現在のサウンドは
オフィシャルMySpaceでも試聴できますので、久々の復活に心弾むアナタなら訪れてみては?
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『future chaos』01. Smog - Bomb The Bass & Paul Conboy
02. Butterfingers - Bomb The Bass & Fujiya/Miyagi
03. Old John - Bomb The Bass & Paul Conboy
04. Burn The Bunker - Bomb The Bass & Toob
05. So Special - Bomb The Bass & Paul Conboy
06. No Bones - Bomb The Bass & Paul Conboy
07. Black River - Bomb The Bass & Mark Lanegan
08. Hold Me Up - Bomb The Bass & Paul Conboy
09. Fuzzbox - Bomb The Bass & Jon Spencer