11月8日(木)に行なわれた東京・Zepp DiverCity Tokyo公演より、
BRAHMANの全国ツアー〈2012 Tour『露命』〉がスタート。ステージでは、『ANTINOMY』以来、実に5年ぶりとなるオリジナル・アルバムを来年2月にリリースすることが発表されました!
本ツアーはシングル
「露命」の発売を記念したもので、全公演がワンマン・ライヴという、バンドにとって久しぶりの形式。オープニングSEが鳴る中、真っ赤な照明のもとメンバーがステージに現れると、オーディエンスによる怒号のような歓声が空気を揺らす。さらに、TOSHI-LOW(vo)が舞台下手からゆっくりと姿を見せ、演奏されたのはなんと新曲! ゆったりとしたタムのリズムと、静謐さすら感じられるスケールの大きなヴォーカルが印象的なナンバーでツアーは開幕。
その後は息もつけないほど怒濤のセットリストが展開され、フロアはダイヴの嵐! ツアー・タイトルとなった「露命」はもちろん、カップリングに収められた「警醒」「鼎の問」も惜しみなく披露。「警醒」ではTOSHI-LOWが観客に支えられながら咆哮し、「鼎の問」では優しいベースラインとメロウなギターが絡み合い、場内を掌握。タフなライヴで練り上げられた楽曲の数々に、オーディエンスはときにモッシュで、ときに合唱で応えていました。
またMCでは、「なんだか知んねえけどメンバーと毎日音楽を鳴らしてる。みんなで足りない頭こすりあわせて、曲作って、詞ぃ書いて、レコーディングして……来年2月、ニュー・アルバム、出る予定です」(TOSHI-LOW)と語り、フロアは歓声と拍手で包まれる(続けて「予定というのは、今も作っているからで」とも!)。2011年3月11日に発生した東日本大震災を経て、音楽への向き合い方に変化を経験したバンドの“今”が凝縮された、濃厚な作品になることが期待されます!
さらに、アルバム・リリース後にはツアーも開催。2013年3月12日の東京・SHIBUYA-AX公演を皮切りに、6月2日の福岡・Zepp Fukuoka公演まで全国のライヴハウスを廻るロング・ツアーとなる予定。タイトルやチケットの一般発売など詳細は後日発表されます。(Photo By Tsukasa Miyoshi)