ブライアン・イーノ(Brian Eno)の新しいデジタル・アルバム『AURUM』が3月20日よりApple Musicで独占リリースされています。
2024年末、Apple Musicが新たに立ち上げたラジオ・ステーション「Apple Music Chill」上にて、10エピソードのシリーズを放送したことも記憶に新しいイーノ。シリーズについて「私はよりゆったりとして、穏やかで、神秘的な音楽の領域に魅力を感じていました」と語っています。彼はこの新番組を「Amber」と名付け、エピソード毎に新しい発見や長年愛聴してきた音楽を入念にキュレーションし、自身の未発表アンビエント楽曲を紹介。「Amber」は即座にApple Musicのリスナーの心をとらえ、大きな反響を呼びました。
イーノがエピソード毎に発表した未発表曲を、1つのまとまった作品として捉えるようになったのは、プロジェクトが完了してからのこと。アルバム『AURUM』はその成果となります。
また、リリースに合わせ、Apple Music Radioのゼイン・ロウは、イーノのスタジオに招かれ、その対談の模様もApple Musicにて配信中です(日本語字幕付)。イギリスのFaber社から出版された、イーノとBette・Aの新著『What Art Does』にも触れながら、創作プロセスや「遊び」の重要性などについてが語られているほか、またイーノのヴィジュアル・アーティストとしての代表作『Light Boxes』を2人が鑑賞する様子も捉えられています。