2017年10月に始まり、好評を得て繰り返し延長されたブルース・スプリングスティーン（Bruce Springsteen）の米ニューヨーク・ブロードウェイの長期公演〈Springsteen on Broadway〉が12月15日（土）に幕を閉じます。それに合わせて、公演の模様を収録する映像作品が12月16日（日）午前3時1分（日本時間16日午後5時1分）からNetflixで配信開始。また配信に先立ち、そのサウンドトラック『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』（SICP-5997〜8 3,200円 + 税）が12月14日（金）にCD2枚組で発売されます。収録曲「ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ」と公演の模様も映るアルバムのトレイラーが公開中。サウンドトラックはCD、デジタルのほか、4枚組LPでも発売されます。

　ニューヨーク・ブロードウェイのウォルター・カー劇場にて236回にわたって行なわれた〈Springsteen on Broadway〉は、世界的ベストセラーとなった書籍『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』をもとにしたもの。ミュージカルでもコンサートでもひとり芝居でもない、それらを統合したブルースにしかできない特別なショウです。同じ部屋にいる彼が思い出話を分かち合うような親密な雰囲気を保ちながら、笑いあり、涙ありのストーリーと、それに関係するスプリングスティーンの歌で構成されています。

　『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』のサウンドトラック・アルバムではそれらのストーリーは〈導入部〉と名づけられており、日本盤の解説には歌詞と並び、〈導入部〉の対訳も収録。ブルースと彼のギター、一台のピアノのみで綴られる圧倒的なステージを、ボブ・クリアマウンテンのミックス、ボブ・ラドウィックのマスタリングで収めています。


Photo by Rob DeMartin