なぜか日本盤化は見送られたものの、その出来栄えは“さすが”と言わざるえないほどの完成度を誇っていた最新作『Emotional Technology』(写真)を昨年夏にリリースした、ブレイクビーツ・トランス界の天才“BT”。そんな彼といえば、自身の活動以外にも、イン・シンクやピーター・ガブリエルなどと共に仕事をしたり、映画にも数多くの楽曲を提供したりするなど課外活動も盛んではありますが、その彼が、ついに映画のスコアを丸々手掛けてしまったオリジナル・サウンドトラックを2月にリリースすることになりました。

　今回彼がスコアを手掛けた映画は、売春目的に近づいた男性6人を殺害したかどうかで死刑となった“全米初の女性連続殺人犯”として有名な売春婦Aileen Wuornosの話を元にした映画『Monster』で、注目のサントラは2月17日にUSにてリリースされる予定。なんでも、このサントラはCDとDVDがセットになった作品となる予定だそうで、CDにはステレオ・ミックスされたスコアが、DVDにはDTS 5.1chサラウンドに対応した楽曲（劇中使用曲や映画から触発された楽曲）が収録されることになる模様です。また、DVDには、それ以外にも、BTのインタビューや映画の予告編なども収録される予定があるそうです。5.1chサラウンドに初めて挑戦するBTではありますが、以前から、同サラウンドに興味を持っていると話していただけに、彼の実力から考えても、その出来栄えの良さは保証済みなのは間違いなし。BTファンは映画のサントラとはいえ、チェックすることを怠らないように！　日本盤化も期待です！