カン 2004/03/09掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
音響系、及びストレンジ・ポップの祖として、現在もなおリスペクトされ続けている、ジャーマン・プログレ界のカルト・レジェンド
“CAN”。ロック、ジャズ、現代音楽などの様々な音楽要素をミックスした、その実験的な音楽姿勢は今聴いても斬新極まるものでありますが、そんな彼らが残した初期作品たちが、新たにSACD化されることになったそうです。
今回SACD化されるのは、スペーシーな雰囲気漂うガレージ・ロック・アルバムとなったデビュー作『Monster movie』(写真)に加えて、2代目ヴォーカリストのダモ鈴木によるアナーキーなヴォーカルが堪能出来る『Tago Mago』『Ege Bamyasi』『Future Days』の計4作品。現在までのところ、リリースは海外にて5月4日の予定です。日本では一部のマニア向け音楽と思われがちな彼らですが、その音楽的革新性とクオリティの高さは、同世代に活躍した他のバンドと比べても抜き出た素質を持ったものゆえ、是非ともこれを機に多くの方々に聴いて欲しいものです。