原作は、マシュー(マット)・ティーグが自身の経験を綴り2015年に『Esquire』誌に掲載された「The Friend: Love Is Not a BigEnough Word」。全米雑誌大賞を受賞し、話題を集めたエッセーが異例の映画化へとつながりました。本作のメガフォンを取るのは、水族館のシャチとショービジネスについて描いたドキュメンタリー映画『BLACKFISH』(原題)で英国アカデミー賞ノミネートを果たしたガブリエラ・カウパースウェイト監督。マット役には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したケイシー・アフレック。妻ニコル役には『フィフティ・シェイズ』シリーズで一躍注目を浴び、その後も『サスペリア』『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』等話題作が続くダコタ・ジョンソン。そして2人の親友デイン役には多くのコメディ作品に出演し、幅広い演技に定評のあるジェイソン・シーゲル。名実ともにキャリアを積み上げてきた多才な3人がみせる名演も見逃せません。家族や友人、自分にとって大切な人に寄り添い、思いを伝えること。当たり前のことが突如そうでなくなる今、改めてかみしめたい珠玉の一作となっています。