5月7日(土)に東京 錦糸町 すみだトリフォニーホールで開催される〈新日本フィルの生オケ・シネマ〜公開80周年記念〜チャップリン『モダン・タイムス』〉。本公演に先立ち、公演の企画監修を務めるサウンド&ヴィジュアル・ライターの前島秀国が、チャップリン映画とチャップリンの魅力を語りつくすトーク・イベント〈チャップリン《モダン・タイムス》公演記念トーク・イベント「泣いて!笑って!チャップリンの知られざる魅力」〉が4月9日(土)東京・渋谷 Li-Poで開催されます。
本公演は、日本屈指の優れた音響を誇るコンサート・ホール“すみだトリフォニーホール”を本拠地とする
新日本フィルハーモニー交響楽団の生演奏と映画上映とのコラボレーション企画“生オケ・シネマ”の第1回目。1936年に公開された
チャーリー・チャップリンのサイレント映画の代表作
『モダン・タイムス』を、当時の録音技術ではその真価を十分に伝えきれなかった部分まで蘇らせるという内容です。
『モダン・タイムス』は、資本主義社会や機械文明を笑いの渦の中で痛烈に風刺した喜劇で、チャップリンが監督・制作・脚本・作曲・音楽(
アルフレッド・ニューマンと共同)を手がけた作品。ラスト・シーンに使用された物悲しい音楽からは、その後数々のアーティストにカバーされるスタンダードの名曲「スマイル」が生まれたことでも知られています。
作曲家としても優れていたチャップリンは、スコアのオーケストレーションに細かく指示を出し、編曲者にも細かい注文をつけていたとされています。なかでも『モダン・タイムス』の伴奏音楽は、画面の動きと音楽のリズムがいつズレてもおかしくない、難曲中の難曲です。そんな本公演では、四半世紀以上チャップリン音楽を指揮してきた大ベテランの
カール・デイヴィス(Carl Davis)がタクトを振り、新日本フィルハーモニー交響楽団とともに実現困難とされるチャップリンの意図を現代に蘇らせます。
公演に先立つトーク・イベントは、喜劇王として知られるチャップリンの、ここでしか聞けないエピソードが満載の内容となる予定。チャップリンの名前しか知らない方もその魅力に出会える、一日限りのイベントとなっています。
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チャップリン《モダン・タイムス》公演記念トーク・イベント
「泣いて!笑って!チャップリンの知られざる魅力」www.plankton.co.jp/moderntimes/talk.html2016年4月9日(土)
東京 渋谷 Li-Po
出演: 前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)開始 16:00 / 終了 18:00
チャージ 1,000円(税込 / 別途オーダー)
ご予約: プランクトン 03-3498-2881 / Li-Po 03-6661-2200■
新日本フィルの生オケ・シネマ
〜公開80周年記念〜チャップリン『モダン・タイムス』www.plankton.co.jp/moderntimes/index.html2016年5月7日(土)
東京 錦糸町 すみだトリフォニーホール
開演 14:00 / 18:00
※昼夜2回公演[出演]
カール・デイヴィス指揮新日本フィルハーモニー交響楽団
オープニング・チャップリン・パフォーマンス: 山本光洋
[チケット]
前売 6,000円 / ペア券 9,600円(税込 / 全席指定)
[お問い合わせ]
トリフォニーホールチケットセンター 03-5608-1212
プランクトン 03-3498-2881 ほか