2年ぶりの開催を予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大、医療体制の窮迫を踏まえ中止が発表された〈2021 セイジ・オザワ 松本フェスティバル〉のプログラムのひとつ、
シャルル・デュトワ指揮
サイトウ・キネン・オーケストラの公演が無観客で実施され無料配信されます。配信は9月3日(金)19時からと9月5日(日)15時からの2回のみ。アーカイヴ配信は予定されていません。
デュトワは、実行委員会の「フェスティバルを楽しみにしてくださっていたすべてのお客様にサイトウ・キネン・オーケストラの音を届けたい」という想いに、「セイジのためなら」と来日して指揮することを快諾。今回のサイトウ・キネン・オーケストラとの共演について、「セイジの音作りは近くで見て来たのでよく知っています。サイトウ・キネン・オーケストラの音を聴くと、まさにセイジそのものと感じます。指揮をするのがとても楽しみです」とコメントしています。
演奏曲目は「ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』」、「ドビュッシー:『海』〜3つの交響的スケッチ〜」、「ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲」、「ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』(1919年版)」とデュトワが得意とするレパートリーばかりです。
©Kiyotane Hayashi