60年以上にわたってジャズ・シーンの第一線で活躍するサックス奏者、
チャールス・ロイド(Charles Lloyd)が、3つのトリオで3枚のアルバムを制作する新プロジェクト「トリオ・オブ・トリオズ」を発表。
ビル・フリゼール(g)、
トーマス・モーガン(b)とのトリオで制作した1枚目のアルバム『Trios: Chapel』を6月24日(金)に発表します。
『Trios: Chapel』は、2018年12月にサンアントニオのコーツ・チャペルで行なわれたパフォーマンスを収録したもの。会場となった礼拝堂の音響特性上ドラムやパーカッションの編成はふさわしくないと考えたロイドは、ビル・フリゼールとトーマス・モーガンを迎えて演奏しました。その後、この3人での演奏はしばらく叶いませんでしたが、2021年12月にベルリンでふたたび集結。ロイドが「2018年に私たちがトリオとして行なった最初の演奏は、いつも私の記憶の中に魔法のように残っている」と語るとおり、彼にとってもこのトリオでの演奏が特別な体験となり、今回のリリースに至りました。
「トリオ・オブ・トリオズ」は、参加アーティストも楽器編成も異なる3つのトリオを通して、ロイドが探求し続けている即興演奏の深淵に迫る内容となっています。また、2枚目のアルバム『Trios: Ocean』には
アンソニー・ウィルソン(g)と
ジェラルド・クレイトン(p)、3枚目の『Trios: Sacred Thread』には
ジュリアン・レイジ(g)と
ザキール・フセイン(タブラ)との演奏が収録されます。