1968年のデビュー作『ペーパー・マン』や、
スタンリー・カウエルとの双頭バンド、
ミュージック・インクなどで知られる
チャールズ・トリヴァー(Charles Tolliver)が、UKのジャズ・レーベルGearbox Recordsと契約。ブルーノートから発表したチャールズ・トリヴァー・ビッグ・バンド名義の『
With Love』以来13年ぶりのアルバム『Connect』を2020年夏に発表します。
2019年11月に英ロンドンRAKスタジオで行なわれたレコーディングには、米ニューヨークのジャズ・シーンで活躍するミュージシャンのほか、
モーゼス・ボイド(ds)とのユニット「ビンカー&モーゼス」などで知られ、南ロンドンの新世代ジャズ・シーンを代表する一人でもあるサックス奏者の
ビンカー・ゴールディングが2曲で参加。トニー・プラットがエンジニアを務めました。
新作についてトリヴァーは「Gearbox Recordsの専門家たちと私のツアー・バンドが結束することによって、素晴らしい作品制作が可能となった。その名のとおり、私は一流のアーティストたちを“コネクト”させてこのアルバムを完成させたんだ。レニー・ホワイト(ds)、バスター・ウィリアムス(b)、ジェシ・デイヴィス(as)、キース・ブラウン(p)、そして、ビンカー・ゴールディングも数曲で参加してくれたよ」とコメントしています。
60年代半ばに
ジャッキー・マクリーンのバンド・メンバーとして活躍したトリヴァーは、
ハービー・ハンコック、
ゲイリー・バーツらが参加したデビュー・アルバムでダウンビート誌の批評家投票新人賞を獲得。スタンリー・カウエルとジャズ・レーベル「Strata-East(ストラタ・イースト)」を設立し、ミュージック・インクやみずからのアルバムをリリースするなど精力的に活動しました。その後、長い沈黙期間を経て発表した『With Love』は、〈グラミー賞〉の最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバムにノミネートされています。