スペイン・マドリードのカオティック・ハードコア・バンド、
クロスド(CROSSED)の2022年アルバム『
MORIR (死)』CD盤が、8月19日(金)に日本のレーベル「3LA」よりリリース。
クロスドは、エモ / スクリーモ・シーンにおける重要バンドBoneflower、Descubriendo A Mr.Mime、Eros + Massacrenのメンバーによって2017年に結成。2020年代のスペインのポスト・ハードコア・バンドの中でも特別な存在感を放つ一方、それら前キャリアのバンドとは全く異なる、強烈で混沌を極めたサウンドを完成させています。彼らの存在をより多くのリスナーに印象付けたのは2020年に発表された1stアルバム『Barely Buried Love』。ボッチやコンヴァージといった90年代カオティックの影響からも引用しつつ、残虐性を放つギター・リフや現代にアップデートされたハードコア・サウンドの重さ、無機質さすら感じさせる緻密なアプローチをもって、“愛”や“人間とは?”という問いにも通じるテーマを内包した挑戦的な作品でした。
そんな前作アルバムから約2年を経て完成された本作『MORIR』は、“死”がテーマ。白と黄金を基調としたカラーリングで美しさすら感じさせるアルバム・アートワークながら、現世の罪、苦痛が洗い流され漂白された人間性が表現されており、耳を塞ぎたくなるような痛みの数々の先に一体何が残るのかが描かれています。
バンドの表現の核を担うRodrigo Almanegraは数々の著名エモ / スクリーモのバンド達のアートワークを担当してきましたが、クロスドでは彼自身のアートセンスもまた更新されています。CD盤では彼自身の強い要望もあり、スペイン語と日本語をミックスさせたCD盤オリジナルの表現を新たに練り上げ、特殊紙ジャケットの仕様で限定300枚にてリリースとなります。