先日発売された
シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)の最新アルバム
『メンフィス・ブルース』が3月7日付週間オリコン洋楽チャートで初登場11位を記録しました。これはブルース・アルバムとしては異例となる上位ランクイン! そして待望の日本公演まであと2週間と迫るなか、ブラジル公演のライヴ・レポートが到着しました。
2011年の<メンフィス・ブルース・ツアー>は、2月19日にブラジルからスタート! 今回は3月1日Porto AlegreのTeatro do Bourbon Countryにて行なわれた最新ライヴのレポートをお届けします。
バックにメンフィス・ブルース・ドリームチームを従え、髪を切り、黒革レザーの衣装で決めたシンディ。そのイメージ通りのかなりタイトでソリッドなパフォーマンスを繰り広げてくれました。新曲はもちろん、「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」「タイム・アフター・タイム」「トゥルー・カラーズ」などの名曲の数々も満載!
オープニングは『メンフィス・ブルース』からのリード・トラック「ジャスト・ユア・フール」。アップ・テンポのこの曲で会場内はすでにヒートアップ。3曲目には早くもおなじみの「シー・バップ」。ブラジルで大人気の「シャイン」は会場中のファンからのリクエストに応えて急遽セットリストを変え演奏しました。そこから感動的な「オール・スルー・ザ・ナイト」へ。新曲と名曲を挟みながら、この日のハイライトのひとつともいえる「グーニーズはグッドイナフ」は最初にシンディのアカペラとともに会場中のファンが大合唱、そこからバンド・サウンドが突入し、見事なアレンジで全く新しい曲に生まれ変わっていました。本編ラストは2ndアルバム『トゥルー・カラーズ』のオープニング・ナンバー「チェンジ・オブ・ハート」で大盛り上がりの中終了。
そして、アンコールでは待ってましたの名曲のオンパレード! 「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」は「Iko Iko」を挟みながらの熱唱。感動の「タイム・アフター・タイム」ではダルシマーが登場し、ほとんど最初から会場中が大合唱状態! 日本でもこの一体感が見られるとなるとたまらないでしょう。そしてラストを飾るのは「トゥルー・カラーズ」。これまたシンディ自らダルシマーを弾き、切々と歌い上げ、最後の部分は声を張り上げて絶唱! 会場も最高潮に達して大歓声。そこから、今度は拳を突き上げて
ジョン・レノンの「パワー・トゥ・ザ・ピープル」を。これまた会場中大合唱のうち感動的に終了となりました。
今回は今までは見せなかったシンディの新たな一面を見せてくれるライヴで、ヴォーカリストの凄さ、素晴らしさ、そして観るものすべてに「パワー」を与えてくれるパフォーマンスと言えそうです。
さらに、来日を直前にして最新のシンディのコメントも到着。
「来日公演は新作とともに、これまでのおなじみの曲もたくさんやるわ。今回はバンドがブルース&ソウルのドリームチームなのよ。だから、毎日がマジック! 彼らがもたらすサウンドへの味付けがきっと曲に凄いパワーを与えてくれるはず。みんなが聴きたい曲ももちろんやるけど、新しい魂を吹き込んでるから、この感覚は今回しか味わえないはず。みんな気にいってくれると思うし、マジックを感じてほしいわ!」(シンディ・ローパー)
さらにこんなメッセージも。
「ブルースは人々を勇気づける、元気づける音楽でもあるの。ひどい状況にも負けず、何度でも立ち上がろう! という気持ちを込めて歌ってるわ。今は世界中の人たちがブルーになってる。景気が悪くて、家や仕事も失ってしまった人たちもたくさんいる。何をやってもうまくいかない人もいる。そんなみんなに元気を出して!って言いたいのよ」(シンディ・ローパー)
日本公演まであとわずか。東京の会場は初のオーチャード・ホール。これ以上ない環境で新たな「ここでしか見れないシンディ」の姿を見られるはずです。そして、きっとシンディのパフォーマンスは観るものすべてにパワーを、そして、元気と勇気を与えてくれるはず。絶対見逃せない「特別な夜」になるでしょう。
シンディ曰く「日本公演でしかやらない曲もあるわよ!」とのこと。日本公演まであとわずか、楽しみに待ちましょう!
<シンディ・ローパー ジャパン・ツアー2011>
3月15日(火)名古屋:中京大学文化市民会館オーロラホール
3月16日(水) / 17(木) / 18(金)東京 unkamura オーチャードホール
3月21日(月・祝) / (火)大阪 HK大阪ホール
詳細・お問い合わせ: http://cyndilauper-japantour.com