エレナ・トンラ、イゴール・ヘフェリ、レミ・アギレラによる3ピース・バンド、ドーター(Daughter)が、4月8日(土)にリリースする7年ぶりの最新アルバム『Stereo Mind Game』より、2ndシングル「Party」を配信リリース。あわせて、ティフ・プリチェット監督によるミュージック・ビデオも公開されています。
長きに渡る沈黙を破り、公開されるとともにオフィシャル・サイトがクラッシュしてしまうほどの熱狂を持って迎えられた、アルバムからの1stシングル「Be On Your Way」は、エレナがカリフォルニアで出会った人物への切ない気持ちを歌ったもの。続く今回の「Party」は、シンプルなバンドのユニゾン・サウンドに乗せて海を隔てた悲恋を淡々とエモーショナルになぞっていくラヴ・ソングとなっています。
本アルバム『Stereo Mind Game』は、『Not to Disappear』(2016年)、およびサウンドトラック『Music from Before the Storm』(2017年)のリリース以来となる作品。バンドは当初のロンドンという拠点から離れ、アギレラはオレゴン州ポートランドに、ヘフェリはイギリス・ブリストルに拠点を移し、トンラが2018年に発表したエクス・レイ名義によるソロ・デビュー・アルバムなど、それぞれのプロジェクトに時を費やしてきました。しかし一方、パンデミックによってさらに深刻化した物理的な距離にもかかわらず、メンバー同士は会う機会を作り、一緒に曲づくりを続行。へフェリとトンラがプロデュースを手がけた本作は、イギリスのデヴォン、ブリストル、ロンドン、そしてカリフォルニア州サンディエゴ、ワシントン州バンクーバーなど、さまざまな場所で作曲とレコーディングされました。
10年以上かけて、最も暗い感情を音楽を通じて表現してきたドーターにとって、最も明るい音楽作品となったという『Stereo Mind Game』。4月7日(金)世界同時発売となる本アルバムの日本盤CDには解説および歌詞対訳が封入され、アンビエントやドローンなどで活躍する日本人アーティストの畠山地平が手掛けたリミックス「Be On Your Way (Chihei Hatakeyama Remix)」がボーナス・トラックとして追加収録。また輸入盤は通常のCD / LPに加え、エコ・ミックス・カラー・ヴァイナルおよびカセットテープがリリースされます。