デヴィッド・ギルモア(UK) 2009/07/15掲載(Last Update:09/07/20 17:29)
ピンク・フロイドの
デヴィッド・ギルモア、元
ブームタウン・ラッツの
ボブ・ゲルドフ、
プリテンダーズの
クリッシー・ハインド。大物ミュージシャン3人が参加したチャリティ・ソング「CHICAGO - CHANGE THE WORLD」が現在、
特設サイト(http://www.freegarymckinnon.co.uk/)にて有料配信されています。
今回のチャリティは、米国政府のコンピュータに不正侵入し、同政府が「米軍ネットワークに対する史上最大のハッキング事件」の犯人として告訴している英国人ハッカー・Gary McKinnonを支援するもの。McKinnonはシステムに不正侵入したことを認めているものの、UFOを探索していたと主張し続けており、米国ではなく祖国で裁かれることを求めています。McKinnonはもし米国で裁かれると、最悪の場合、70年の禁固刑と200万ドルの罰金が課されると言われています。
一連のハッキング行為は北ロンドンにある自室で行われたこと、またMcKinnonがアスペルガー症候群と診断されていることなどから、McKinnonを支持する声が市民の間で上がっており、支援サイトや支援コンサートが開催されたこともあるそうです。
今回配信されている曲は、そんなMcKinnonの状況改善をオバマ米大統領へ嘆願するために作られたもので、大統領の地元シカゴにちなんだ曲として、グラハム・ナッシュ作曲の「CHICAGO - CHANGE the WORLD」が選ばれています。同曲ではギルモアがヴォーカル、キーボード、ギター、ベースを担当しており、またゲルドフ、ハインド、そしてMcKinnon自身がヴォーカルで参加しています。趣旨に賛同する方はチャリティに参加してみてはいかがでしょうか?