約50年にわたって活躍するサックス / バスクラリネット奏者、デヴィッド・マレイ（David Murray）が、名門レーベル「インパルス！レコード」からニュー・アルバム『Birdly Serenade』を4月25日（金）に発表します。マレイがリーダー作をインパルス！から発表するのは今回が初。“元祖即興演奏家”である鳥からインスピレーションを得たというアルバムから、先行シングルでEkep Nkwelleをヴォーカルにフィーチャーした「Birdly Serenade ft. Ekep Nkwelle」が公開されています。

　アルバムは、マレイの妻に捧げられた2024年作『Francesca』に続き、マルタ・サンチェス（p）、ルーク・スチュワート（b）、ラッセル・カーター（ds）のトリオとともにヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されました。

　また、このアルバムはグラミー賞を受賞した「バードソング・プロジェクト」の最新作。「バードソング・プロジェクト」は全米オーデュボン協会をはじめ、ブルックリン植物園などのパートナーとのコラボレーションにより、鳥類保護の世界で最も活発で影響力のある文化的なプロジェクトのひとつとして知られています。このプロジェクトのプロデューサーで音楽監督のランドール・ポスターは、今回のパートナーシップとデヴィッド・マレイの『Birdsong Project』について、「バードソング・プロジェクトは、デヴィッド・マレイと彼の天才的なカルテットによる『Birdly Serenade』を紹介できることを光栄に思います。鳥の世界にインスパイアされたこれらの音楽は、マレイのすばらしさにあふれています。デヴィッドの作曲と演奏は比類のないものです。彼とバンドは、私たちが愛する鳥のように、何度も何度も飛び立っていきます」とコメントしています。


Photo by Gregg Greenwood