ダイアナ・クラール 2004/02/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
キリンみたく首を長くして待っていた皆さん、お待たせしました!! オリジナル・スタジオ・アルバムとしては2001年の
『ザ・ルック・オブ・ラブ』(写真)以来となる現代最高のJAZZディーバ、
ダイアナ・クラール嬢のニューアルバム
『ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム』(UCCV-1057 \2,548(税込))が4月7日、日本先行リリースで遂に登場です!!
エルヴィス・コステロとの結婚で大いに話題を集めたダイアナ嬢ですが、この新作はコステロとの愛を世に証明するような恋愛超大作になっております! 何とアルバムの半分はコステロとの共作曲!! JAZZシンガーとしてのイメージを覆す意欲的な作品です。
プロデュースは世界最高位のスーパープロデューサー、トミー・リピューマとダイアナ本人。レコーディングメンバーは
クリスチャン・マクブライド、
ピーター・アースキン、
ジェフ・ハミルトンなどなど「流行モンのジャズはちょっとネ・・・」と敬遠する人でも、結局は買うはめになる、渋線の実力派がズラリ揃ってます。特に嬉しいのはオールド・フュージョン・ファンにとっては、愛しのプレシャス・メモリー
“ラーセン・フェイトン・バンド”の、もっと言えば
“フル・ムーン”の
ニール・ラーセンがハモンドB-3をプレイしている事にも大注目!
01.ストップ・ジス・ワールド
02.ジ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム
03.テンプテーション
04.オールモスト・ブルー
05.アイヴ・チェンジド・マイ・ウドレス
06.ラヴ・ミー・ライク・マン
07.アイム・プリング・スルー
08.ブラック・クロウ
09.ナロウ・デイライト
10.アパンダンド・マスカレード
11.アイム・カミング・スルー
12.デパーチュアー・ボーイ
13.サムタイムス・アイ・ジャスト・フレーク・アウト
コステロとの共作6曲も気になりますが、カバー曲も渋い! 1曲目から
モーズ・アリソンとは!! 3曲目の
トム・ウェイツ、6曲目の
ボニー・レイット、8曲目の
ジョニ・ミッチェルなどなど、これまでのバカラック等の王道路線とは1味も2味も違う選曲にビックリ。むしろ、これが本当の彼女なのでしょうか? 悪く言えば“歌わされていた”これまでの彼女を“裸”にしてくれたコステロにも感謝! 13曲目は日本のみのボーナストラックで、ダイアナ自身によるオリジナル曲。 なんだか内容の雰囲気も
ノラ・ジョーンズの新作
『フィールズ・ライク・ホーム』とかぶる所もあって、この女王対決に注目したい所。 Verve 対Blue Note。2大ジャズレーベルの美女決戦。アナタはどっちがお好み?