ジャズ・シンガー / ピアニストの
ダイアナ・クラール(Diana Krall)が、2018年に亡くなった
トミー・リピューマとの最後の録音を含むアルバム『
ディス・ドリーム・オブ・ユー』(CD UCCV-1181 2,600円 + 税)を9月25日(金)に発表します。アルバムに収録される
アーヴィング・バーリン作曲「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」が公開中。
本作は、これまでスタジオで行なってきたレコーディングの中で、ダイアナ本人がとくに「アウト・テイクには程遠くて、放置するにはもったいない」と感じていた2016年から数年間のレコーディングを振り返り、録り溜めてきた未公開音源をまとめ上げたもの。2018年に亡くなった長年の制作パートナー、トミー・リピューマをプロデューサーに迎えた前作『
ターン・アップ・ザ・クワイエット』(2017年)の制作時に録音して、リピューマが気に入っていたものの収録しなかった「バット・ビューティフル」を軸に、
ジョン・クレイトン、
ジェフ・ハミルトン、
アンソニー・ウィルソンとのカルテットで収録された「オールモスト・ライク・ビーイング・イン・ラヴ」や「ザッツ・オール」、
クリスチャン・マクブライド、
ラッセル・マローンとのトリオによる「ニューヨークの秋」や「ゼアズ・ノー・ユー」など、現在のジャズ・シーンを牽引するアーティストとのセッションが数多く収録されています。本作を制作するにあたり、アル・シュミットがレコーディング・エンジニアを担当。彼女の思いが少しでも聴き手に届くよう、“すぐそばで聴こえる声”の演出にこだわったとのこと。
アルバムのタイトルにもなっている収録曲「ディス・ドリーム・オブ・ユー」は、
ボブ・ディランが2009年に発表したアルバム『
トゥゲザー・スルー・ライフ』収録曲のカヴァーです。