高野政所こと
DJ JET BARONが12月3日(水)にリリースするメジャー1stアルバム
『Enak Dealer』に
毒蝮三太夫が参加、収録曲「おもしろおじさん feat. CHOP STICK, 丸省 and 毒蝮三太夫」で毒舌とシャウトを披露しています。なお、毒蝮が音楽に参加するのは18年ぶり。11月15日(土)放送のTBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』で初オンエアが予定されています。
「おもしろおじさん」は、イケメンや若者だけが優遇され、ギスギスしている日本社会に足りないのは“おもしろおじさん”だということをより多くの人に伝えたいというDJ JET BARONの思いが詰まった曲。TBSラジオ『ザ・トップ5』でレギュラー・パーソナリティをつとめていた彼、同じくTBSラジオで45年以上続く看板番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』で何を言っても絶対に怒られず、かえって感謝される毒蝮の姿に感銘を受け、いつか自分の曲に参加して欲しいと思っていたとか。
[毒蝮三太夫]
「若い人に気にしてもらっているのが嬉しいねぇ。ラジオもよく聞いてもらってるみたいで、嬉いよ。俺がいつも言っている『ババァうるせぇ』とかって言うのはラップみたいなもんだろ、大事なのはリズムと内容だよな」
「今の時代の若い人の表情が良くない、それからジジィ、ババァの表情が良くない。ジジィ、ババァが楽しく生きてない。だから俺のことをおもしろおじさんというのかな。俺が目立っちゃう時代になっちゃったから、昔はそこらへんにごろごろいたけどね。うちのおやじは大工だったんだけど、ある時作った棚の板が落ちて文句を言いに来たお客さんに“お前、何か載せたんだろ?”って言ってたよ(笑)。それとおやじに“おやじ、今年いつくになった?”って聞いたら“毎年変わるから、わからねぇよ”って、おもしろいじゃん(笑)、金かからずに面白いよね。今いないからさびしいよね。だからこの曲をきいて、少しでも日本におもしろおじさんが多くなって欲しいね。人生は明るく、楽しく、カッコよく生きなくちゃな、みんな!」
[DJ JET BARON]
僕は生まれてこの方、「おもしろおじさん」的な存在に強く魅かれてきました。
それは映画の中だったり、テレビの中だったり、音楽の世界だったり、街角だったり、場末の居酒屋にもいます。いるだけで場が楽しくなったりする、ステキな中年男性というのがいるじゃないですか。そういう人たちを総称して「おもしろおじさん」と呼んでいます。
その中で、僕も三年間レギュラーを勤めさせて頂いたラジオ業界の偉大な大先輩でもある毒蝮三太夫さんは、おもしろおじさん界でもリビングレジェンド(生きる伝説)であり、ババアにババアと言って怒られるどころか、喜ばれるという究極の毒舌と至高の人徳を兼ね備えた、おもしろおじさん業界の神様的な存在です。そんな毒蝮三太夫さんに参加頂けた事は自分の中でも一生忘れられない作品になりました。