dj klock 2010/12/13掲載(Last Update:16/03/24 17:29)
数々の革新的リリースで、日本ビート・ミュージックの歴史を変えた重要レーベル“Revirth”。配給元である名レコード・ショップCISCOの閉店によって廃盤状態となっていた名作群が、2CDのデラックス仕様で復活! dj klock
『Sensation』(REVB-0001 税込2,625円)、NUMB
『Numb』(REVB-0002 税込2,625円)、Taichi
『weekend control / More Or Enough』(REVB-0003 税込2,625円)の3作品が12月15日同時発売。
孤高のターンテーブリスト
dj klockによる『Sensation』は、1stアルバム『Human Essence』からさらに自由度を増した2004年リリースの2ndアルバム。ターンテーブルというポジションから、ヒップホップのみならずクラブ・ミュージックという枠すらも完全に破壊した唯一と言っていい存在が織り成す、牧歌的でハートフル、かつエッジィな楽曲群。ボーダーが曖昧模糊となった現在にこそ聴かれるべき、早過ぎた大名盤! 再発にあたり、disc 2にはアナログのみに収録されていた音源に加え
NUMBとのコラボレート曲を収録。ファン必聴です! 故人となってしまった、日本が誇るべきアーティストの作品、ぜひご堪能あれ!
『Numb』はNUMB aka NUMB SUTRAの2002年1stアルバム。電子工学に精通するビート・マイスターが放つ音像は、メタリック&ダーク。ブレイクビーツを基調としながらも、あらゆるジャンルをハッキングしてゆくが如き唯一無比の世界を繰り広げます。エレクトロニック・ミュージック・ファンからヒップホップ・ファンまでにも衝撃を与えた傑作です。『Sensation』同様、disc 2にはアナログのみ収録の音源をコンパイル。初発売から時を経た現在も輝きを失うことのない、深化を続けるNUMBの原点というべき作品。未聴の方はこの機会にぜひ!
『weekend control / More Or Enough』は、ex.
GROUP、現在はStimのドラマーとしても知られる
Taichiのソロ作品『Weekend Control』(2006)と『More Or Enough』(2006)をカップリング。ドラム / パーカッション・プレイヤーならではのビート・テクニークとダイナミックなソングライティング、繊細な音遣いと普遍的なメロディ。今後も語り継がれるであろう2名作をカップリングとあっては、お徳この上なし!
スタートから10余年が経過した“Revirth”。一巡したからこそ見えてくる魅力もたっぷり!衝撃を再確認できる復刻シリーズです。