F1の“帝王”と呼ばれた男、
エンツォ・フェラーリの情熱と狂気に満ちた生き様を圧倒的熱量で描く衝撃の実話。
マイケル・マン監督最新作×
アダム・ドライバー主演『フェラーリ』が7月5日(金)より全国公開されます。
この度、本作の“宣伝コメンダトーレ”に就任した
堂本光一が登壇する先行上映会イベントを実施しました。メンダトーレ(社長・騎士団長)とは、レーサーやエンジニアがエンツォ・フェラーリに対し親しみと敬意を込めて呼んだ愛称。「フェラーリ好きにとっては真髄に迫れる」と絶賛した本作の魅力、そしてマニアックな「フェラーリ」の話題まで熱く、深く、たっぷりと語っていただきました。
[オフィシャル・レポート] 元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリ。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶に晒され続けている。本作は1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描く。『ヒート』、『インサイダー』など数々の傑作を生みだし、『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めた巨匠マイケル・マンと、錚々たる巨匠たちから引く手あまたの演技派アダム・ドライバーが挑んだ驚異の超大作。その先行上映会イベントが6月24日に都内映画館で実施され、本作の宣伝コメンダトーレ・堂本光一が登壇した。
「コメンダトーレ」とは、主人公エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライバー)が従業員やドライバー、仲間たちから呼ばれていた愛称。「社長」「騎士団長」という意味がある。そんな「宣伝コメンダトーレ」に就任したフェラーリ好きの堂本は、エンツォ・フェラーリに次ぐ“コメンダトーレ”という称号に「滅相も無い!荷が重いという気持ちと嬉しい気持ちと」と恐縮しつつも「でも自分が魅力を話すことで『フェラーリ』の素晴らしさが伝わればいいなと思います」と意気込んでいた。
この日の会場は満員御礼。劇場を見回すと堂本ファンも多く「(本作の凄さについて)たぶん、お前らにはわからん!」と堂本が毒舌を吐くと、何故かファンは大喜びの拍手喝采。これには堂本も「拍手じゃないよ!だってフェラーリに興味ないだろう?」と大笑いだった。
先んじて本作を鑑賞した堂本は「ワクワクして見たけれど、想像とは違った内容で驚いた。フェラーリというと、煌びやかでレースにも強くて…という世界観をイメージしがちだけれど、決してそれだけではないことを実話として描いている。見たらビックリするはず」と重厚なストーリーに度肝を抜かれていた。
コメンダトーレとして出演した、映画『フェラーリ』の15秒テレビCMも上映。堂本は「ホンマに感想を言っているだけ…」と苦笑いしつつも、「アダム・ドライバーがエンツォ・フェラーリに似ているし、役者の皆さんが素晴らしくてマイケル・マン監督が描きたかったことも色々な角度から見られる。車の美しさもさることながら、人間模様を大事にした映画」と宣伝コメンダトーレとしての映画をPR。
堂本自身はフェラーリ430スクーデリアを所有しているが「鉄板剥き出しでエンジンの振動も響くし、乗るには気合のいる車です。乗るたびに“お前、乗れんのか?”と試されているようで、でもそれが心地よい。どちらかと言うと僕はM気質なので」と熱弁。フェラーリの特色として「レースに勝つために乗用車を売っている会社」だとし、「そんなことをしているのはフェラーリのみ。だから僕も頑張って乗っている。わけのわからないところがしょっちゅう壊れたりするけれど、それでもいい。F1でフェラーリが勝つと“俺の資金がそこにいってるやん!”と、そんな気持ちになれるから」とMならではのマインドでフェラーリへの愛を語っていた。
劇中でエンツォ・フェラーリは、全てを投げうってレースに挑むなど、仕事・勝負にその「情熱」を捧げている。これにちなんで「情熱を捧げている事」を聞かれた堂本は、作・構成・演出・主演を担当する舞台「Endless SHOCK」を挙げて「そこに命を捧げてきたのは間違いない」と自負。今年終幕が決まっているが「いつも通りやるのが大事。いつも通り稽古に情熱を注いで、本番もいつも通りやる。でもいつもどおりは難しい。ミスは毎日起こるのでどこをどう修正していくのか、そこが大事」と実感を込めていた。
本作には、エンツォ・フェラーリの波乱と激動の1年、フェラーリにとってのまさに「転換期」が描かれている。これにちなんで、自身のキャリアにおいてのターニングポイントを聞かれると「この仕事を始めたこともそうだし、デビューした事も、帝劇に初めて立ったこともそう。ある意味、帝劇ラストイヤーでやっている今もターニングポイントなのかもしれない」とエンターテイナーとしての心境を吐露していた。
最後に堂本は、宣伝コメンダトーレとして「人間的な部分も描かれていて、そんな部分も含めて情熱を捧げる事などに視点を置いて見るのもいい。車の素晴らしさ、美しさ、音の良さも伝わるだろうし、レースシーンでフェラーリが連なって走る場面はとにかくシビれます」とアピールし、「そこでシビれない人は僕とは共感できません!それこそ圧巻!衝撃シーンもあるので楽しんで」と最後の最後まで圧倒的熱量のフェラーリ愛を放っていた。 © 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.