脱構築的素材をスタックした、意味性の有無を往来する特異なソングライティング、90sアンダーグラウンド由来の破壊的なライヴ・パフォーマンスで世界的に注目を浴びる東京ノイズ・アーキテクト、ENDON。2011年リリースのミニ・アルバム『Acme Apathy Amok』から圧倒的進化を遂げた1stフル・アルバム『Mama』（写真）を今年9月にリリース、同作が好評となっている彼らが、リミックス12inchシリーズ“Bodies”の第2弾『Bodies II』（DYMV-992 1,600円 + 税）を12月17日（水）にリリース。

　『Mama』に先駆けて発売された第1弾『Bodies』では、最新アルバム『A World Lit Only by Fire』が話題のGODFLESHよりJustin K. Broadrick氏（FINAL / JESU）、Ron Morelli（L.I.E.S.）やSILENT SERVANTなどのリリースで昨今のインダストリアル・テクノ・ムーヴメントを牽引した「Hospital Productions」オーナーにして90sを代表するノイジシャンのひとり、Dominick Fernow氏（PRURIENT）がVATICAN SHADOW名義でリミックスを担当。続く『Bodies II』のリミキサー陣はなんと、NARASAKI氏と石原 洋氏。COALTAR OF THE DEEPERS / 特撮のメンバーとしてのみならず、ももいろクローバーZ、BABYMETAL、上坂すみれ楽曲等でも腕を揮う鬼才と、WHITE HEAVEN〜THE STARSのギター / ヴォーカルとして活躍し、ゆらゆら帝国やBorisのプロデュース・ワークでも独特の感性を聴かせるモダン・サイケデリア・マエストロ。両氏によるENDON死体化音源に注目です。

　なお、ENDONは11月29日（土）東京・新大久保 Earthdomでのワンマン・ライヴを皮切りに『Mama』のリリース・ツアーをスタート。現在、12月21日（日）静岡・騒弦、23日（火・祝）東京・国分寺 MORGANA、27日（土）東京・高円寺 DOM studioの4公演が発表されています。

　また11月18日（火）19:00からは、ENDONパワー・エレクトロニクス担当にして、MASONNA、GUILTY CONNECTORからWILCO、NINE INCH NAILSまでが愛用するペダル・ブランド「M.A.S.F.」（masf.figity.com）の代表を務めるAXONOXことTaro Aiko氏がDOMMUNE（www.dommune.com）に登場。こちらは「The EFFECTOR Book」（シンコー・ミュージック刊）にて連載中のM.A.S.F.コラム「M.A.S.F. 攻撃する機械」のスピンオフ企画として放送されるもの。M.A.S.F. / ENDONよりTaro Aiko＆Koki Miyabe氏（g）、「The EFFECTOR Book」編集長・下総淳哉氏、『Mama』のプロデュースを務めたAtsuo氏（Boris）がトークを繰り広げるほか、ENDON x ROKAPENIS、AIWABEATZ & 3rd.Y（GEGF）、CARRE、DREAMPV$HERによるライヴも予定されています。