2019年のアルバム『
12リトル・スペルズ』で、2020年のグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバムを受賞した
エスペランサ(Esperanza Spalding)が、組曲「Triangle」を発表しました。「Formwela 1」「Formwela 2(feat. Ganavya Doraiswamy)」「Formwela 3」の3曲からなる「Triangle」は、YouTubeでビデオが公開されており、Songwrights Apothecary Labのウェブサイトで販売中です。
Songwrights Apothecary Labは、音楽 / ミュージシャンシップ / 歌という癒しの海に敬意を持って浸かり、人間の回復力という底知れぬ大海原から生命を蘇らせるいくつかの粒を蒸留し、その粒を新しい音楽の形に加工して、献身的な創作活動のすべての作品に内在する癒しの味と意図を高めることを目指しています。
この3つのパートからなる組曲は、エスペランサが1年間にわたって行なった共同作業から生まれたもので、ソングライターが他の治療方法や知識をどのように自分のプロセスや制作に取り入れることができるかを模索したといいます。それぞれの楽曲は、この世界的なパンデミックの中、家に閉じこもっていることによる緊張や悲しみを和らげるために、ユニークでありながらも関連性をもって影響を与えられるようにデザインされており、それぞれの楽曲は、音楽療法、神経科学、アメリカ黒人音楽、スーフィズム、南インドのカーナティック音楽など、さまざまな分野の専門家と相談しながら作曲されました。
「Triangle」は、米国オレゴン州ワスコで作曲・制作され、エスペランサ、ラファエル・サディーク、キーボーディストのPhoelixがプロデュースを担当。『12リトル・スペルズ』に続く新作に収録される予定です。
Photo by LaMont Hamilton