1990年ブリュッセルに生まれ、“鍵盤の青年魔術師”と評されるピアニスト / 編曲家の
フローリアン・ノアック(Florian Noack)が、最新作『
ある旅人のアルバム』(LDV-43 オープン価格 / 輸入盤国内仕様)を6月21日(木)にリリース。
ノアックは12歳でエリーザベト王妃音楽大学の天才児養成コースの受講生に選ばれ、井筒ゆかに師事。その後、ケルン音楽大学とバーゼル音楽大学で研鑽を積みました。早期よりロマン派と後期ロマン派の知られざるレパートリーの紹介に情熱を傾けており、演奏会ではしばしばリャプノフや
アルカン、
メトネル、
ドホナーニといった作曲家たちの作品を選曲しています。優れた編曲家としても知られ、
ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)、ドミトリー・バシキーロフ(Dmitri Bashkirov)、
シプリアン・カツァリス(Cyprien Katsaris)らをはじめとする演奏家たちに編曲作品を提供しています。
本作は、「民俗音楽の精神をもっとも“真正に”表現している」とノアックが考える作品を集めたもの。超絶技巧を用いたノアック自身の編曲による
ブラームスの『ドイツ民謡集』(抜粋)や
ラフマニノフの「3つのロシアの歌」op.41から第3番、
フォーレの弟子ラドミローの「トレギエの風笛の旋律にもとづく5つの変奏曲」(オーケストラ版からの編曲)、
ヤナーチェクの『ラシュスコ舞曲集』(抜粋)、
マルトゥッチの「タランテッラ」op.44から第6番なども、世界初録音しています。