4月29日に配信開始されたNetflixオリジナルアニメシリーズ『Yasuke - ヤスケ-』に
フライング・ロータス(Flying Lotus)が提供した楽曲を収録するアルバム『YASUKE』が、ストリーミングとデジタル配信で4月30日(水)にリリースされました。また、ボーナス・トラックを追加収録した国内盤CDが6月18日(金)に、輸入盤LPとCDが9月24日(金)にそれぞれ発売されます。
先行公開された「Black Gold feat. Thundercat」と「Between Memories feat. Niki Randa」などの数曲を除いて、アルバムに収録された大半の楽曲はインストゥメンタル。
サンダーキャットがオープニング・テーマでヴォーカルを務めたほか、その卓越したベースプレイを随所で披露しています。戦国時代を生きたアフリカ系日本人、ヤスケの人生を表現するように、太鼓や拍子木のような日本の伝統的な打楽器と、ジャンベといったアフリカの打楽器を織り交ぜたハイブリッドなドラムパターンも、本作を特徴づける一つの大きな要因となっており、そのビート・プロダクションと構成は、『
Reset EP』や『
Los Angeles』『
Cosmogramma』といったフライング・ロータスの初期のスタイルを思い起こさせます。
シンセサイザーが生み出す独特の雰囲気を加えたアプローチには、
J・ディラの影響があったとフライング・ロータスは明かし、「『ブレードランナー』のようなアニメのスコアはあまり聴いたことがないと思う。だから俺にやらせてみなよって思ったんだ。いくつか俺なりの秘策があった。ディラがよく冨田勲やヴァンゲリスからサンプリングしていたことを思い出したんだよ。それがどれほど特徴的なサウンドになったかということもね」と語っています。