老若男女が火花を散らす“超娯楽”エンタメ・ムービー『それいけ!ゲートボールさくら組』が、2023年初夏、全国公開となることが決定。ティザー・ポスターと主演コメントが公開されています。
主演を務めるのはスクリーン・デビューから60年、『
愛のコリーダ』や『
龍三と七人の子分たち』など昭和から現在に至るまで様々な主演作や代表作を排出してきた日本を代表する名優・
藤竜也。令和となっても俳優としての気力は留まることを知らず、80代となり最初の主演映画となる本作では、青春時代の友である元ラグビー部マネージャー・サクラが経営するデイサービス“桜ハウス”の倒産危機を知り、今自分達ができることで手助けしようと奮起。かつての仲間達を集結させて、どういう訳か「チームさくら組」を結成しゲートボール大会に出場して優勝を目指す主人公・織田桃次郎役を演じます。
藤は今回のオファーに対して「非常に嬉しいです。私、80代に突入して最初の仕事、映画のオファーが来たわけですからね」と昨年11月の本作撮影時のインタビューでメモリアルな作品となる喜びを語りました。そして、高校時代からの元ラグビー部仲間には、
石倉三郎(75)、
大門正明(73)、
森次晃嗣(79)、
小倉一郎(71)らが個性豊かなキャラクターで登場。平均年齢75歳・合計379歳の超ベテラン俳優が、所狭しとスクリーンで大暴れします。さらに、同じく桃次郎たちと青春時代を過ごした元ラグビー部マネージャーで、今は桜ハウスを経営する物語の中心人物・木下サクラ役に
山口果林。サクラの娘・木下春子役の
田中美里までが、「チームさくら組」として大奮闘します。他にも、桃次郎たちのかつてのラグビー部仲間で今は亡き盟友役として
毒蝮三太夫(特別出演)や、その孫娘で桃次郎たちにゲートボールをスパルタ指導する女子高生・嶋田七海役に
本田望結が名を連ねます。
また、今年9月30日にご逝去された落語家の
三遊亭円楽師匠も解説者役で友情出演していることが明らかに。生前プライベートでもゲートボールに携わるほどの愛好家だった円楽師匠に対して、本作のプロデューサーである村岡克彦(ファーイースト)は、藤竜也の次に円楽師匠への出演をオファーしたことを語り、「オファーしたのはもう3年以上前ですが、明治座の楽屋に押しかけ、『どうしてもこの映画を成功させてゲートボール人気を復活させたいんです!』と訴え、その場で即“やるよ!”との一言をいただきました。座っているのもしんどそうでしたが、僕らの目を見据えて笑顔で引き受けていただきました。本当は真っ先にこの映画を観てもらいたかった人です」と出演決定の裏側を明かし、故人への哀悼の意を表しました。
[コメント]野田監督が仰ったんだけど『人生には遅すぎることなんて一つもない』というこの映画のコンセプトのもと、痛快なお話が展開するから、楽しく観ていただけるものになると思いますね。(2021年11月クランクアップ時)――藤竜也©2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会
■『それいけ!ゲートボールさくら組』
2023年初夏、全国ロードショー
配給: 東京テアトル