「豆腐」といえば、日本人のソウルフード。おいしい豆腐を食べたときに感じるまろやかな深い味わいのような、胸に染み渡る日本映画が出来ました。尾道を舞台とした昔ながらの小さな豆腐店で、すれ違う父と娘の心温まる愛情を描いた映画『高野豆腐店の春』が、8月18日(金)より東京・シネ・リーブル池袋、東京・新宿ピカデリー、東京・シネスイッチ銀座ほかにて全国公開されます。
スクリーン・デビューから60周年を迎えた
藤竜也が、尾道で長きにわたり豆腐店を営み、街の仲間達から愛される主人公・辰雄を好演。主人公の人生を、まさに豆腐のように味わい深く演じています。昭和、平成、そして令和と時代を跨ぎ、『
愛のコリーダ』や『
龍三と七人の子分たち』、最新作『それいけ!ゲートボールさくら組』と活躍し続ける藤に今年注目が集まります。
三原光尋監督渾身のオリジナル脚本に惚れ込んだ藤は、出演を熱望。『
村の写真集』、『
しあわせのかおり』に続き、藤竜也×三原監督の3度目のタッグとなり、自身の代表作とするべく撮影に挑みました。
そして、辰雄の娘・春役を演じるのは、今や日本映画に欠かせない女優となった
麻生久美子。麻生はデビューから間もない1997年に、藤の主演作『
猫の息子』に出演しており、本作で26年ぶりに親子役として藤との共演を果たしました。また、偶然の出会いから親しくなる独り身の老婦人・中野ふみえ役を
中村久美が演じ、頑固な辰雄が心惹かれてゆく淡い恋模様も描かれます。
日々の丁寧で細やかな暮らしが愛おしく思える、そんな“豆腐”のような心温まる物語が誕生しました。作品の第一報だけでなく、豆腐作りをする父・辰雄と優しい眼差しの娘・春が、和やかな様子で共に豆腐店を営む場面写真も合わせて公開されています。
©️2023「高野豆腐店の春」製作委員会
■『高野豆腐店の春』
2023年8月18日(金)より東京・シネ・リーブル池袋、東京・新宿ピカデリー、東京・シネスイッチ銀座ほか全国公開
配給: 東京テアトル