2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、脚本 / 監督・
三浦大輔×主演・
藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化が実現した話題作『そして僕は途方に暮れる』が1月13日(金)より全国でロードショー。この度、藤ヶ谷太輔が演じる主人公・菅原裕一と
豊川悦司演じる裕一の父・浩二の“親子水入らず!?”のシーンを映し出した本編映像が公開されています。
本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。
脚本 / 監督を務めるのは、『
愛の渦』『
娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている異才・三浦大輔。主人公・菅原裕一を演じたのは、
Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として新たな魅力を放ちます。さらには、
前田敦子、
中尾明慶、豊川悦司、
原田美枝子、
香里奈、
毎熊克哉、
野村周平ら、それぞれ個性的で魅力溢れるキャスト陣が集結。映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した
大澤誉志幸の伝説の楽曲「
そして僕は途方に暮れる」を大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻みます。
この度公開となったのは、あらゆる人間関係を断ち切ってしまい行き場を無くした裕一(藤ヶ谷)が、北海道・苫小牧で父・浩二(豊川悦司)に10年ぶりに再会した後の本編映像となっています。恋人・親友・先輩、後輩、姉……最後はついに母親からも逃げてしまい途方に暮れる裕一が、夜のバス停のベンチに座っていると、偶然通りかかり「裕一じゃねぇかよ」と声をかけてきたのは、家族から逃げていった父親・浩二でした。
10年ぶりに再会した親子は喫茶店で話をすることに。浩二は煙草に火をつけ、自分の近況を話し出します。家族から逃げた後、再婚したが浮気がばれてすぐ離婚、慰謝料を払うために知人から金を借りるも返せないので連絡を断って逃げているとのこと。しかも、スマホ代も払っておらず電話は止められ「見栄だな、見栄」と、繋がらないスマホを持っていました。
そんな父親を見て、逃げ続けている自分を棚に上げ戸惑いを隠せない裕一。しかし、浩二はそんな空気も読まず「いいか、逃げて、逃げて、逃げ続けろ。それでどうしようもなく怖くなったら映画の主人公にでもなったつもりでこう思うんだよ。『面白くなってきやがったぜ』」と逃げる極意をダメ息子に伝授、まさにこの親にしてこの子あり、裕一のルーツが明らかになるシーンが映し出されています。
この後裕一は、スマホの電源を切って父のアパートに転がり込み、物語は予想不可能な急展開を迎えていきます。逃げ続けた先に待っているものは天国なのか地獄なのか。是非、裕一の“人生を賭けた逃避劇”をスクリーンで見届けてください。
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会