藤井フミヤの全国ツアー<Sweet Groove>が11月13日(土)、千葉・市川市文化会館でスタート!
ジャズ・クラブを彷彿させる赤を基調にしたシックなステージに、まず登場したのはサックスの
藤井尚之、ドラムの
屋敷豪太などで構成される5人編成バンドのSLUG & SALT。全員がスーツ姿のアダルトな雰囲気の中、グルーヴ感溢れる演奏で幕を開けるや、続いて登場したフミヤは、80'sをイメージしたというグレーのスリーピース・スーツに赤いシャツ、ショートブリムの中折れハットというスタイリッシュな出で立ちで、冒頭から激しいアクションを交えながら熱唱、集まった2,000人のオーディエンスを魅了します!
今年のツアーで注目すべきは、SLUG & SALTの参加。サポート・メンバーというより、むしろフミヤがメンバーの一員であるかのように息のあったパフォーマンスで、一連の曲がオリジナル・アレンジと違ったジャジーでアダルトな雰囲気に生まれ変わっているのが新鮮。
SLUG & SALTは9月にリリースされたシングルのカップリング曲「ひとみ」での演奏を担当。レコーディングでは一発録りだったらしく「CDと同じ音で、カラオケで歌ってるみたい!」とフミヤに言わしめたほど、ステージでも完璧なサウンドを再現していました。
「冬のツアーなので、冬の曲を用意したのに、まだ暖かいね」と紹介して始まったコーナーでは、冬をテーマにした曲を3曲披露。中でもアコースティック・ギター2本にアレンジされた「Another Orion」は原曲のピアノ・アレンジとは違ったフォーキーな趣きで、新しい魅力を発見できたのでは。
後半はフミヤ自身もアコースティック・ギターを抱え演奏にも参加。最新シングル「今、君に言っておこう」や「TRUE LOVE」、さらに
チェッカーズ時代の曲など、全21曲、2時間を超えるステージを披露しました。藤井フミヤのツアーは、この日の市川公演を皮切りに来年2月26日東京・国際フォーラムまで全国25ヵ所で行なわれるとのこと。