毎年恒例となっている
藤井郷子(p)と
田村夏樹(tp)による新春の東京・新宿ピットインでのマラソンライヴが2月2日(日)に開催されます。マラソンライヴ〈あれもこれも2025〉は昼と夜の2部制で、全6セットを予定。来場者にはCDの特典があり、藤井と田村が持参する数種類から1枚選ぶことができます。
当日のプログラムは、1部が結成27年を迎えた“Satoko Fujii Orchestra Tokyo”、個性派5人の初共演“藤井、田村、
天鼓(voice)、
中村としまる(no input mixing board)、アキオ・ジェームス(ds)”、10月にアルバムを録音した藤井、田村と
井谷享志(perc)のトリオ“This is It!”。2部が自作楽器などを奏でる“
すずえり”と藤井のデュオ“すずえり・藤井郷子”、
ジム・ブラック(ds)と田村のデュオ“NatJim”、藤井・田村・
巻上公一(voice)・
広瀬淳二(ts)・
ナスノミツル(b)・芳垣安洋(ds)というツワモノからなる“お年玉バンド”。チケットは発売中です。
このマラソンライヴについて、藤井、田村とアルバム『
プリックリー・ペア・カクタス』(2020年)を発表した
モリイクエは「体力と精神力の10回目!途切れないインスピレーション、歴史的な1日。今のうちに見ておかないと…」、藤井とのピアノ・デュオ作『
Under The Water』(2009年)が絶賛された
マイラ・メルフォードは「郷子と夏樹は私の親しい友人であり、共同制作者。彼らのピットインでの10回目のマラソン・コンサート、素晴らしいラインナップをみて、とても刺激されます!」とのコメントをそれぞれ寄せています。
また、「弦楽器のアンサンブルを書くことは長年の夢だった」と語る藤井が、
向島ゆり子(vn)、
加藤綾子(vn)、
波多野敦子(va,エレクトロニクス)、
吉野弘志(b)、
堀越彰(ds)とのアンサンブル“藤井郷子ゲン”を結成。2023年の夏、両親と過ごした長野の高原で何よりも自然を感じた「空気の感触」が、1日の時間の経過とともに表情を変える様からイメージを広げ、作曲した5部構成の組曲を収めるアルバム『
標高1100メートル』を1月24日(金)に発表します。
田村も2024年1月のマラソンライヴの一環として実現した、
灰野敬二との初共演の模様を収録するアルバム『
ホワット・ハプンド・ゼア』を1月24日(金)に発表。ギターを手に研ぎ澄まされた音色を重ねる灰野と、トランペットのほか中華鍋などのキッチン用品も用いて音を出す田村。同世代の2人による、35分のユニークな真剣勝負が楽しめます。