公演では、坂本龍一の最新アルバム『async』から、3つのトライアングルのための作品「tri」をライヴで世界初演。藤倉が「楽譜を見るととても緻密に書かれた現代作品」という一曲です。また、藤倉がファンだという大友良英の新作を世界初演。2人は面識がなく、「大友さんの作品を取り上げたいのですが、アンサンブル・ノマドの今回の編成に合う曲はありますか?」との問い合わせに「新曲を書いてもいいですか?」と大友が応じたことから生まれた作品。さらにデヴィッド・シルヴィアンと藤倉のコラボレーション・アルバムから演奏される「The Last Days of December」では、ソプラノの小林沙羅がヴォーカルを担当。シルヴィアンと全く声質の異なる小林の歌で楽曲に新たな息吹が吹き込まれます。