2016年よりビクターエンタテインメントがスタートさせる「デラックス・エディション」シリーズの第1弾として、
藤原ヒロシの1stアルバム『Nothing Much Better To Do』(1994年)がリマスタリング仕様&未発表ヴァージョンを多数収録した新装パッケージで1月27日(水)に発売されます。なお、本シリーズのオリジナル・ロゴマークも藤原がデザインを担当。
「デラックス・エディション」シリーズは、ビクターの膨大なカタログからセレクトした“TOKYO CLASSICS”な作品を、オリジナル楽曲とその作品にまつわる未発表音源やアナザー・ヴァージョン、関連曲といった貴重なトラックを追加したディスクに、作品の本質と背景をより詳しく把握出来るように再編したブックレットをパッケージ。愛着をもって親しんでもらえるような“物”として発信・提案するという試み。シリーズ第1弾となる藤原ヒロシ『Nothing Much Better To Do』は、オリジナルのマスタリングを担当した小鐡 徹によってオリジナル・マスターテープよりリマスタリングされ、飛躍的に瑞々しいサウンドとなった全8曲を収録した“Disc 1”と、レコーディング時のアウトテイク、リミックス、アルバム以前に他アーティストに楽曲提供された関連曲、追って録音されたカヴァーを含む全15曲のエクストラ・トラックが収録された“Disc 2”という2枚組に。
Disc 2には、「A Song For Two」の原曲である“KOIZUMIX PRODUCTION”名義でリリースされたアルバム『Bambinater』に収録された
小泉今日子と
浜崎貴司によるボサノヴァ・デュエット「ラブバラ(LOVE-BALLAD)」(1992年)、「Turn My Back」の原曲となった
スチャダラパーの「何処か…どっちか…」(1994年)という2曲に加え、「Windy Fields」の原曲となった
CHIEKO BEAUTY「Windy Fields」(1993年)、全篇ニューヨーク撮影で製作された連続ドラマ『バナナチップス・ラブ』(1991年放送 / 監督:
高城 剛 / 主演:
松雪泰子)の挿入曲として書き下ろされた「Dawn」を
Dub Master Xとのユニット“Luv Master X”で再録した「Dawn」(1993年)、「A Faintest Sign」の原曲となった
いとうせいこうとのユニット“
Subliminal Calm”の「かすかなしるし(Vox & Strings Dub)」(1992年)、後にJR東日本のCM曲として
UAをヴォーカルで再録音した「かすかなしるし(Without Rhythm)」(1997年)といった関連楽曲の未発表ヴァージョン・計4ヴァージョンを含む、計10トラックに及ぶ未発表音源が収録されています。
数年前から温めていたこの企画。やっと出来上がりました。
「これが始まり」と言えるアルバムのデラックス盤。
僕自身発売をとても楽しみにしています。――藤原ヒロシ